20年ほど前、アクリル粘着剤とウレタンなどのフォーム基材を使用した、強力な製品が出始め、今では、準構造用として、広く建築、自動車業界などで使われています。
おおまかに云って、粘着剤が同一である場合、基材の厚いほうが強度の出る接着ができ、適切な箇所に適切に選定された両面テープを使った場合、粘着剤のみの場合より十数倍以上の驚くほどの接着強さを示します。
両面テープで接合された部位に、外部から力がかかり、それが、粘着剤と接合被材の境界面の粘着力以上の場合でも、フォーム基材の弾性、柔軟性がその力を吸収し、分散するので、間断なく力が働き続けない限り、剥がれにくいようになっています。逆に言えば、弱い力でも、間断なくはたらき続けたり、シールを剥がすときのように限られた部位にのみ力をかけ続けると、接合状態を壊すことができます。
このような両面テープの性質を理解していれば、実際家庭の中で利用する場合でも、その接着強さを充分に発揮させることができます。例えば壁紙(凸凹のあるビニルクロス)、サイディングボードなどに樹脂のパネル、ポスターなどを貼る場合、往々にして貼るモノの裏の四隅に両面テープを貼ってから、壁に貼る場合が多いと思いますが、両面テープの性質から考えるとだめな方法です。
まず、壁の方に両面テープを貼り、充分に壁の凸凹に馴染ませてから、ボードなり、ポスターなりを貼る、これが正しいやり方です。ポイントは粗い面に、両面テープを押しつけたとき、フォーム基材が圧締力を吸収し、粘着剤が瞬間的には充分に働かないことです。荷重をかけずに時間を取って馴染ませることで(低温の時期にはドライヤー、手のひらの温度などで温めてやる)、微細な粗面にも粘着剤が入り込み、接合強度が増します。
おおまかに云って、粘着剤が同一である場合、基材の厚いほうが強度の出る接着ができ、適切な箇所に適切に選定された両面テープを使った場合、粘着剤のみの場合より十数倍以上の驚くほどの接着強さを示します。
両面テープで接合された部位に、外部から力がかかり、それが、粘着剤と接合被材の境界面の粘着力以上の場合でも、フォーム基材の弾性、柔軟性がその力を吸収し、分散するので、間断なく力が働き続けない限り、剥がれにくいようになっています。逆に言えば、弱い力でも、間断なくはたらき続けたり、シールを剥がすときのように限られた部位にのみ力をかけ続けると、接合状態を壊すことができます。
このような両面テープの性質を理解していれば、実際家庭の中で利用する場合でも、その接着強さを充分に発揮させることができます。例えば壁紙(凸凹のあるビニルクロス)、サイディングボードなどに樹脂のパネル、ポスターなどを貼る場合、往々にして貼るモノの裏の四隅に両面テープを貼ってから、壁に貼る場合が多いと思いますが、両面テープの性質から考えるとだめな方法です。
まず、壁の方に両面テープを貼り、充分に壁の凸凹に馴染ませてから、ボードなり、ポスターなりを貼る、これが正しいやり方です。ポイントは粗い面に、両面テープを押しつけたとき、フォーム基材が圧締力を吸収し、粘着剤が瞬間的には充分に働かないことです。荷重をかけずに時間を取って馴染ませることで(低温の時期にはドライヤー、手のひらの温度などで温めてやる)、微細な粗面にも粘着剤が入り込み、接合強度が増します。