★Day 217
今朝は、吹雪いて周りが殆ど見えない状態だった。
そんな中、目を凝らしながら街中を探索していると
ふと前の方に微かに人影が見えた。
腰を落として銃を構え、じっとして静かに様子を見ていると
ふと声が聞こえてきたんだ。
「なぜ、お前は、まだ生きているんだ?」
「何のために生きているんだ?」
しばし茫然とし、我に返ると人影は消えていた。
★Day 218
雪原の夜は、とても静かだ。
ここに来た頃は、恐ろしい呻き声や叫び声が響き渡っていたが
今は、もう木々のざわめきぐらいしか聞こえない。
見渡す限り、真っ白な静寂の世界。
苦しみや悲しみさえも真っ白に覆い包んでくれるかのような
そんな、死の世界。
★Day 219
今日は、いくらか肉が手に入ったので
晩飯は肉入りのシチューにした。
うまそうだ。
身も心も温まってい・・・
・・・
今、外から何か聞こえなかったか?
微かに何か叩くような音が・・・
緊張しながら辺りの様子を窺ってはみたが
何もいなかった。
念のために母屋も調べてみたが
やはり、何もいなかった。
気のせいだろうか・・・
!?
い、今、微かに呻き声が聞こえなかったか!?
周りを隈なく見渡してみたが
やはり、何もいなかった・・・
た、確かに聞こえたんだ!!!
それとも、やはり、気のせいだったんだろうか・・・
★Day 220
朝日が眩しくて心地良い。
気持ちが少しずつ和らいでくる。
さて、今日も・・・