日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『絶妙バーガー』

2009-07-25 | ハンバーガー
もし、東京中のハンバーガーが全部盗まれたとしたら、何らかの原因で僕がハンバーグラーに変異してしまった為だろう。
現存するハンバーグラーより、僕の方がハンバーガーが好きなはずだからである。

ハンバーグラーも知らないバカの為に、簡単に説明すると、マクドナルドのキャラクターの白と黒のボーダーつなぎを着用している奴だ。

奴の噂は、僕の町まで届いてきた。
「ワドちゃん位ハンバーガーが好きな奴が、隣町にいるらしよ!」と。

高校生くらいの時だっただろうか、学校が終わればマクドナルドで屯していた僕には聞き捨てならない奴だった。

友人のホットドッグ大好き人間と、オレンジ色の電車に揺られながらどんな奴か見に行った。

隣町の駅は、僕の駅より大きかった。
駅前には、ミスタードーナッツもあった、駅前を眺めていると15メートル位遠くに、仮面舞踏会にでも行くようなマスクをした奴が目立っていた。
周りには、赤と黄色のピエロの様な奴を引き連れていた。

今で言う、ドナルドだが、昔はドナルドも数人いた。

僕は、直感で「あいつ、やりおる!」と感じた。

すると、一番背の低い赤と黄色のピエロがこっちを指差している。
簡単な会議を開いたと思ったら、その異様な5人はこちらに近づいてきた。

僕は、構えた。
奴が食べているのが、ダブルチーズバーガーだと、確認できる距離にまで来た。

一触即発!

僕の友人は、カバンに鉄板が入っているのを再確認した

その瞬間! 今度は少し太った赤と黄色のピエロが学生カバンから何かを取り出した!
それは、今となっては笑い話だが、クーポンだったのである。

隣町の店舗限定のセットが頼めるもので、なんとも親切な奴らだったのである。

その日は、奴らと近くのマクドナルドで夜を明かした。

とある高校の一日の話だ。

そんな僕に、一通の挑戦状が突きつけられた。
下をご覧いただきたい



試せよ!の文字である。

ここからは、嘘のナイ話をしたい。

発売されてから、ずっと食べたかったので、おととい食べた。



ご覧のとおり、旨そうだ。
ハンバーガーを食べた事のない、発展途上国の子供が食べたら、本当に頬が落ちるかも知れない。
しかし、僕は先進国に住んでいて、新宿まで電車で40分位だ。

生まれてこれまで、数々の美味しいものに出会った。
ハンバーガーだけを数えたとしても少なくない訳ではナイ。

そんな僕を、喜ばせるには合格点とは言えない、切なく思った。

未だ見ぬ恋人、とさえ思っていた「絶妙バーガー」が僕の中では不発だったのである。

一緒に食べた女子は「美味しいじゃん」と言っていたが、別に僕も不味いとは言っていない。
美味しいし、旨い。

しかし、「試せよ!」と、消費者に命令するまでの商品か?!と感じた

誠に残念、期待しすぎが齎す悪い結果だ。

もう一度言うけど、美味しいのは間違いない。

僕は、その一個だと満足出来なかったので、「絶品ベーコンチーズバーガー」をワンモアの形で食べた。

僕としては、こっちの方が好きだった。

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『GOTH』

2009-07-25 | 
読み終え、乙一の深さをまた知る。

「あとがき」のユーモラスな感じを読むと、今まで読んできたのは誰が書いてたんだろう?と思ってしまうほど、神出鬼没な文章で楽しませてくれた。

この人は、本当に面白い。

今は、乙一を知るために、「小生物語」と、「夏と花火と私の死体」を同時進行で読んでいる。

「小生物語」は、寝る前に読むのに最適だ
ユルい文章の日記なので、このブログの為にも参考になる
文章でお金を稼いでいる人の文字は、やはり違う。

同じ日本語とは思えない、と言うほどのものでもないが、やはりどこか違う。

「夏と花火と私の死体」は仕事の休憩時間に読む。
休憩時間だけでも、現実逃避したい。

現実逃避するには、もってこいだ。

今日は休みだったので、武蔵村山のダイヤモンドシティで、また違う本を購入した。

活字を追いかけるのが、日課となっている。

GOTH 僕の章 (角川文庫)
乙一
角川書店

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