また僕の脳みそが、凄い速さで動いてる。
宇宙の外にハミ出しそうな勢いで弾けてる。
わからない、本当に理解できないから、僕の脳みそは螺旋状に拡がってく。
なんでこの世は、あの子を落ち込ませるんだろう。
あの子は、笑っていた方がいい。
神様は、そんな事も判らないのか。
あの子が笑えば、100人が笑うんだ、
あの子が落ち込めば、100人が落ち込む。
僕だって、そんな事は分かるのに・・・。
信じられないから、僕は電話をした。
滅多な事がないと電話はしてくるなと言われているけど
呼出音は、僕を待たせた。
相手が出ると、僕は開口一番で「あの子、泣いてますよ!!」と感情を抑えて強く言った。
「・・・、知ってるよ。」
「知ってるって、なんすか!!メチャメチャ落ち込んでますよ!!」
僕くらいに、他人を愛せるような人間になると、神様に電話が出来る。
電話番号がある訳ではない、念じるだけ、頭の中で強く念じる。
そうすると、勝手に向こうで受話器を取ってくれる。
たぶん小一時間、神様と話した。
途中で神様に聞いてみた、「なんで人間に、こんな辛いことをさせるんですか?」って。
最初は、あの子を傷つける神様が許せなかったけど、答えを聞いたらなんとなく納得した。
『人間はね、落ち込んで落ち込んで、時には死にたくなる、でも、それがないと、人に優しくなれないんだ。』
僕は黙ってしまった、一拍置いて神様は続けた。
『私だって悲しい、人間を悲しませる事が、それが君達の為になるとハッキリと解っている私でさえ悲しい、私だって、落ち込むのだ』
僕は、言葉が出なかった、でもピッタリと貼り付いた喉の奥から、吐く様に声を出した。
「神様!!あなたは一体何者なんですかぁー?!」
そう叫んだ僕の目の前は、真っ白になり、眩しくて目を瞑らざるを得なかった。
そして、気絶した。
起きた時には何時間経過したのか分らない、お腹も凄く減っていたし、喉もカラカラで、ソーダを飲みたい。
気付いた時には、来たことも無い暖かい草原の中で、360°周りを見回しても何もなかったけど
ふと、空を見上げると、いつもより大きな太陽が笑っている気がした。
宇宙の外にハミ出しそうな勢いで弾けてる。
わからない、本当に理解できないから、僕の脳みそは螺旋状に拡がってく。
なんでこの世は、あの子を落ち込ませるんだろう。
あの子は、笑っていた方がいい。
神様は、そんな事も判らないのか。
あの子が笑えば、100人が笑うんだ、
あの子が落ち込めば、100人が落ち込む。
僕だって、そんな事は分かるのに・・・。
信じられないから、僕は電話をした。
滅多な事がないと電話はしてくるなと言われているけど
呼出音は、僕を待たせた。
相手が出ると、僕は開口一番で「あの子、泣いてますよ!!」と感情を抑えて強く言った。
「・・・、知ってるよ。」
「知ってるって、なんすか!!メチャメチャ落ち込んでますよ!!」
僕くらいに、他人を愛せるような人間になると、神様に電話が出来る。
電話番号がある訳ではない、念じるだけ、頭の中で強く念じる。
そうすると、勝手に向こうで受話器を取ってくれる。
たぶん小一時間、神様と話した。
途中で神様に聞いてみた、「なんで人間に、こんな辛いことをさせるんですか?」って。
最初は、あの子を傷つける神様が許せなかったけど、答えを聞いたらなんとなく納得した。
『人間はね、落ち込んで落ち込んで、時には死にたくなる、でも、それがないと、人に優しくなれないんだ。』
僕は黙ってしまった、一拍置いて神様は続けた。
『私だって悲しい、人間を悲しませる事が、それが君達の為になるとハッキリと解っている私でさえ悲しい、私だって、落ち込むのだ』
僕は、言葉が出なかった、でもピッタリと貼り付いた喉の奥から、吐く様に声を出した。
「神様!!あなたは一体何者なんですかぁー?!」
そう叫んだ僕の目の前は、真っ白になり、眩しくて目を瞑らざるを得なかった。
そして、気絶した。
起きた時には何時間経過したのか分らない、お腹も凄く減っていたし、喉もカラカラで、ソーダを飲みたい。
気付いた時には、来たことも無い暖かい草原の中で、360°周りを見回しても何もなかったけど
ふと、空を見上げると、いつもより大きな太陽が笑っている気がした。