あなたは信じますか 第1回
飯田 史彦著 「生きがいの創造」より
飯田 史彦・・経営心理学者、経営学博士。
経営学者が記したスピリチュアルな「死後の世界」や「生まれ変わり」を題材とした「生きがい論」です。
*「生まれ変わりの科学」が人生を変える
「生まれ変わりが真実だという証拠については、そのほとんどが状況証拠でありますが、
きわめて有力なものがそろっている現在、理論的にこれを認めることに、特に問題はない
と言っています。
「私たちはかつて前世を生きたことがあり、おそらく、来世もまた生きるだろう。そして
今回の人生は、永遠に続く鎖の、ほんの一部でしかない」。
*過去の記憶についての研究。(退行催眠法)
人間に、過去にも地球上で生きていた「過去世」があり、私たちが何度も生まれ変わって
いる可能性があるということが分かってきたのは、この20年位の間に「退行催眠」とい
う精神医学の治療法が発達したからです。
しかし、仏教では「輪廻転生」という話があり、人間は肉体がなくなっても魂は残り、魂
が輪廻して再びこの世に生まれ変わると言っています。
「水」に対して強い恐怖感を抱く患者に退行催眠をかけてみると、幼い頃に水遊びをして
いて、溺れて死にかけたことを思い出します。
「暗やみ」に異常な恐怖感を抱く患者は、幼いころ暗やみの中で何者かにおそわれた記憶
にたどり着いたりするのです。
被験者たちを出生時や退治の頃の記憶にさかのぼらせることにより、生まれる前の胎児が
すでに母親の声を聞き分け、生まれたての赤ちゃんが両親の感情を理解していることも発
見した、と記されています。
生まれた直後に、「何だ男の子だったら良かったのに」などと、がっかりする親の感情を
敏感に受信し、赤ちゃんは心に深い傷を受け、その傷がのちに心身症(たとえば男性コン
プレックス)の症状として現れることもあるのだそうです。(みなさん妊娠中の妻や、赤
ちゃんの前では口を慎みましょう)
人間の心には、本人が自分で意識することのできない、無意識の領域があります。そして
何らかの原因で負った心の傷(トラウマ)が、押さえつけられたままで無意識の領域にた
くわえられ、「神経症状」という「隠れみの」をかぶって表面に現れると言っています。
*「生まれ変わり」のしくみ
「中間生」への帰還。
人生と人生の間の生、俗に言う「あの世」の存在も、退行催眠を行なっている時に発見し
たとあります。
①「意識体」(魂)としての自覚。
意識体は自分の身体から離れ(死の状態、意識を失った状態)自分の姿を見ているとい
う。チベット仏教の「死者の書」の中にも、無意識の状態のから死までの魂が身体から
離れ自分の身体・周囲の人々を上から見ていると記されています。
②「死後の世界」の光景。臨死体験の研究。
意識体は、まず身体からぬけ出したのち、下に横たわる自分の身体を「見」てから、「まる
でトンネルのようだ」と感じる円筒状のものを急速で通り抜け大勢の見知らぬ人々(すで
に肉体を持たない意識体たち)と合流します。この時、すでに亡くなっていた身内の者や
友人、あるいは自分の人生を見守ってくれていた指導者役の意識体たちが自分を迎えてく
れます。
その際に見る光景は、光のドームに入ったり、すばらしい色彩を見たり、美しい音楽を聞
いたり、これらは、もちろん現実の場所や物質ではなく、本人にとっての「死後の世界」
のイメージがシンボル化された「現象」にすぎない。
ガイドや守護霊に迎えられると、よくトンネルと表現されているものの中を通ります。
トンネルは、ある者にとっては「自分は死んで、中間生へと戻ってきたのだ」と自覚する
ために最適なビジョン(幻像)が、ここで自然に目の前に浮かんでくる事になるのです。
なぜなら、物質という物のない中間生では、すべてが思い通りのビジョンとして現れてく
るためです。
肉体から離れた直後の場面では、まだ本人が「死後の世界のしくみ」を思い出していない
ことも多いため指導役の意識体たちが、故人が死を自覚して安らぐために必要なビジョン
を、意図的に見せてくれると考えられている。
私たちが「あの世」と呼ぶ真理的、精神的世界は、「この世」でいるような「物質」がなく
直線的に進む「時間」という感覚もない世界です。
私たちがとらわれている「物質」こそが、むしろ実体のない「まぼろし」であり、私たち
が軽んじている「精神」こそが、むしろ私たちの実体なのです。
(仏教で言えばおそらく「色即是空・空即是色」でしょう。)
その「精神」である意識体(魂)と表現しているもの、それこそが、永遠に存在する私た
ちの真実の姿であると言えるでしょう。
*「人生のガイド」(俗にいう守護霊)
「人間はだれでも、その誕生から死にいたるまで、スピリチュアル(霊的)な存在にみち
びかれていることが証明されている。信じようが信じまいが、だれにでもスピリチュアル
なガイドがついているのです。何人であろうと、何宗派であろうということは関係ない。
だれでも、自分を守ってくれているガイド役の意識体たちがいるというこの指摘は、研究
者の一致した報告にある、と言っています。
このように、自分を守ってくれている故人が、この世で生きている自分に様々な方法で
コミュニケイションを取ろうとしてきたという実例はいくらでもある。退行催眠をかけた
被験者が「自分が意識体の状態でいた時に、生きている人物に話しかけたが、なかなか伝
わらなくて、もどかしい思いをした」という記憶を持っているということも分かっている
そうです。(ホイットマン博士・ワイス博士談)
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