心のよりどころ。毎日が日曜日。

恩師に人のために生きることを学びました。
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「六波羅蜜」の実践法

2007-09-17 18:17:42 | 人生相談

           「六波羅蜜」について

1) 布施波羅蜜(ふせはらみつ)

      
財施:文字通り、金銭や物品を他人に施す物質的な

                       布施の事を言います。地震や水害時などの

                      衣類・毛布・食料等々の生活用品や義捐金等も

                     この布施にあたります。

  ②法施:法施とは仏様の真理の教えを説き、迷い悩む人を救い

      悟りに世界へと導く事です。人に物事の道理を説く。

  ③無畏施(むいせ):人の悩みや恐れを取り除き安心を与える布施です。

*財力・知力が無くても誰でも出来る布施。

「無財の七施」

      1:眼施(がん):優しい眼差しで人に接する。

      2:和顔施(わがん):和やかな明るい顔で人に接する。

      3:言辞施(ごんじ):優しい言葉をかける。

      4:身施(しん):身をもって布施する。

      5:心施:心のそこから人を思いやる慈悲心を施す。

      6:床座施(しょうざ):例えば先輩やお年寄りに席を譲る行為。

      7:房舎施(ぼうしゃ):困っている旅の人に一夜の宿を

                   提供したり、休息の場を提供したりする行為。

2)持戒波羅蜜(じかいはらみつ)

    戒律を守ること。

   「五戒律」と「十戒律」

   1:不殺生戒(ふせっしょう)

                    生き物をみだりに殺してはならない。

   2:不倫盗戒(ふちゅうとう)

                    盗みを犯してはならない。

   3:不邪淫戒(ふじゃいん)

                    道ならぬ邪淫を犯してはならない。

   4:不妄語戒(ふもうご)

           嘘をついてはいけない。

   5:不飲酒戒(ふおんじゅ)

           酒を飲んではならない。  

   ここまでが五戒律。

   6:不説四衆過罪(ふせつしじゅうかざい)

                   他人の過ちや罪を言いふらしてはならない。

   7:不自賛毀他戒(ふじさんきたかい)

                     自分を誉め、他人をくだしてはならない。

   
8:不慳貪戒(ふけんどんかい)

                 物惜しみしてはならない。

   9:不瞋恚戒(ふしんにかい)

                  怒ってはならない。

   10:不謗三宝戒(ふぼうさんぽうかい)

                  仏法の教えや仏法伝達の僧をくだしてはならない。

3) 忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ)

                  耐ええしのぶ・我慢する事。キレないで我慢する事。

4) 精進波羅蜜(しょうじんはらみつ)

          努力すること。当たり前のことを当たり前にし、ゆっくりと

          着実に努力することです。

5) 禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ)

          心の動揺・散乱を対冶して心を安定させること。

6) 智慧波羅蜜(ちえはらみつ)

      前の五つの波羅蜜の実践により得られた真理(智慧)のことです。

    貴方も出来る事を実践してください。
     


「四諦」

2007-09-11 22:28:31 | 人生相談

人間生きている限り全ての欲望を消す事は出来ない。

「貪欲(どんよく)」は様々な問題を引き起こすのです。

では、如何すれば良いのでしょうか?。

「四諦」「八正道」により解決できると言われています。

「四諦」(したい)とは

1)苦諦・くたい

  仏の教え(真理)を聞かない人々にとっては、この世は
  「苦」である。

  *苦しみの実態を直視して見極める事です。

2)集諦・しゅうたい

  渇愛とでも呼ぶべき人間の執着心。

  *人生苦の原因を反省して探求する事です。

3)滅諦・めったい

  その苦の原因の執着心を滅ぼし無くすこと。

  *人生苦を消滅した安堵の境地です。

4)道諦・どうたい

  それを説いたものが真理の道である。

  *苦を滅する道の教え。「八正道」「六波羅蜜」に精進すること。

人間は物や地位や名誉等にとらわれる「執着心」が事の問題を引き起こすのです。

即ち「貪欲」(どんよく)です。


執着心

2007-09-10 15:58:05 | 人生相談

人間はどうしても物にとらわれる心「執着心」があります。

あまり物・金・自我・愛情等にとらわれると様々な問題を起します。

すなわち「貪欲」です。人間誰でも「欲」はありますが欲のかき過ぎは問題です。

一升枡には一升の水しか入りません。余分な水はこぼれます。

要は、自分の器に合った欲で我慢する事です。

より多く欲しかったら自分の器をおおきくすることです。

自自分の器を大きくするにはどうすれば良いか?

それは「徳」を積む事です。「徳」を積む事により自然に器が大きくなります。

「徳」とは何か?

「忘己利他」(ぼうこ りた)です。自分の為でなく他人の

ためにする事です。

他の人のために自分を忘れて行う行為です。

これを「徳を積む」と言います。

実践してみましょう。


煩悩「三毒」について

2007-09-10 15:14:34 | 人生相談

人間の悩みや問題の「苦」の原因と言われる三つの心です。

「三毒」とは

1:貪欲(どんよく)

  むさぼる心。物・名誉・地位・愛情をむさぼる心。

2:瞋恚(しんに)

  怒り・真理を知らずして「我」による怒りの心。

3:愚痴(ぐち)

  おろかさ・邪心で「我」を通すよこしまな心。

しかし、人間生きている限り欲望を消す事は出来ない。

「欲」は、かき過ぎると問題を起し「苦」を発生する。

では、どう解決すれば良いか。釈迦は「四諦」「八正道」により解決できると教えている。