あなたは信じますか 第2回
あなたの死後の話
*あの世における 魂=意識体について
仏教では「魂」と言いますが欧米の研究者は「意識体」と言っています。
人間「死」に至るとき意識を失う状態となる。そのとき魂は一旦固体である肉体から離れ
自分を見ているといっています。そのまま肉体に戻らない時は「死」となるわけです。
まだ死ぬわけにはいかないと、あわてて自分の体に戻ることが出来るのです。この時が
よく言われる息を吹き返した状態ではないでしょうか。
チベット仏教の「死者の書」の中にも同じように死後の魂の存在と経過状況が克明に記さ
れています。欧米の研究者の発表もほとんど変わりない内容ではないかと思います。
欧米の専門の博士や研究者が「臨死体験」「退行催眠」の被験者からの話を聞いたところに
よると、魂が自分の体を離れたときにトンネルのような物がありその先にまばゆい光を見
ると言っているそうです。
その光の中に大勢の見知らぬ人々(すでに肉体を持たない意識体たち)と合流します。
この時、すでに亡くなっていた身内の者や友人、あるいは、自分の人生を見守ってくれて
いた指導役の意識体たちが自分を迎えてくれると言っています。
指導役の意識体とはあの世(中間生)における裁判官のような年老いた意識体といわれて
いる。これは仏教で言うあの世の「閻魔大王」と同じようであるという。
*人生のパノラマビジョン
研究者の一人ホイットマン博士(トロント大教授)の臨死体験・退行催眠の被験者たちの
証言は、みな中間生にいる一種の「裁判官」(指導役の意識体)の存在を裏付けています。
被験者のほぼ全員が、年老いた賢人の集団の前に出て一種の裁きを受けたというのだそう
です。
今終えてきたばかりの人生を回顧するようにうながし、目の前でパノラマのように、その
一生のビジョンを見せてくれます。そのビジョンを見ながら、終えてきた人生における
後悔や罪悪感、自責の念が、心の底からわきあがってくるのです。いわゆる、俗に言う
「地獄」のようなもので、それは反省のために、自分自身の人生を振り返る瞬間の心の
中のことです。
*人生の自己評価
退行催眠や臨死体験者の証言によると、私たちのだれもが、人生を再現するビジョンを見
せられながら、終えてきた人生におけるすべての言動の説明を求められ、そこで問題とさ
れるのは、わたしたち一人一人の誠実さ、道徳性のみだそうです。
ここで問われるのが、結局のところ「どれだけ人を愛したか」「常に良心的な言動をとった
か」ということのみであり、この世で儲けたお金や、得た地位が一切評価されない事は、
きわめて重要で、これこそが、生まれ変わりの法則をつかさどる基本原則だということが
出来る。いいかえれば、たとえ有名な大スターや、大企業の社長や、総理大臣になったと
しても、その人生で多くの人を裏切り、傷つけてしまった場合は、指導役の意識体たちか
らこっぴどく叱られ、もだえ苦しみながら反省する事になります。
逆に、お金や地位とはまったく無縁な社会的にはまったくうだつの上がらないサラリーマ
ンや農民として終わったとしても、その人生で多くの人々に愛情を与え、かかわった人々
を幸せにしてきた場合には、指導役の意識体たちからたいへん賞賛され、自分の成長度を
確認し大いに満足する事が出来るのです。
*人生の自己計画
被験者たちは、指導役の意識体たち(光の存在)の前で終えてきた人生を振り返って反省
したのち、彼らの助言を参考にしながら、自分で次の生まれ変わりの人生計画を立てると
言っています。