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あなたの生きているスピリチュアルな世界 2

2008-10-27 17:50:14 | 生きる智慧

あなたは信じますか  第2回

あなたの死後の話

*あの世における 魂=意識体について

仏教では「魂」と言いますが欧米の研究者は「意識体」と言っています。

人間「死」に至るとき意識を失う状態となる。そのとき魂は一旦固体である肉体から離れ

自分を見ているといっています。そのまま肉体に戻らない時は「死」となるわけです。

まだ死ぬわけにはいかないと、あわてて自分の体に戻ることが出来るのです。この時が

よく言われる息を吹き返した状態ではないでしょうか。

チベット仏教の「死者の書」の中にも同じように死後の魂の存在と経過状況が克明に記さ

れています。欧米の研究者の発表もほとんど変わりない内容ではないかと思います。

欧米の専門の博士や研究者が「臨死体験」「退行催眠」の被験者からの話を聞いたところに

よると、魂が自分の体を離れたときにトンネルのような物がありその先にまばゆい光を見

ると言っているそうです。

その光の中に大勢の見知らぬ人々(すでに肉体を持たない意識体たち)と合流します。

この時、すでに亡くなっていた身内の者や友人、あるいは、自分の人生を見守ってくれて

いた指導役の意識体たちが自分を迎えてくれると言っています。

指導役の意識体とはあの世(中間生)における裁判官のような年老いた意識体といわれて

いる。これは仏教で言うあの世の「閻魔大王」と同じようであるという。

*人生のパノラマビジョン

研究者の一人ホイットマン博士(トロント大教授)の臨死体験・退行催眠の被験者たちの

証言は、みな中間生にいる一種の「裁判官」(指導役の意識体)の存在を裏付けています。

被験者のほぼ全員が、年老いた賢人の集団の前に出て一種の裁きを受けたというのだそう

です。

今終えてきたばかりの人生を回顧するようにうながし、目の前でパノラマのように、その

一生のビジョンを見せてくれます。そのビジョンを見ながら、終えてきた人生における

後悔や罪悪感、自責の念が、心の底からわきあがってくるのです。いわゆる、俗に言う

「地獄」のようなもので、それは反省のために、自分自身の人生を振り返る瞬間の心の

中のことです。

*人生の自己評価

退行催眠や臨死体験者の証言によると、私たちのだれもが、人生を再現するビジョンを見

せられながら、終えてきた人生におけるすべての言動の説明を求められ、そこで問題とさ

れるのは、わたしたち一人一人の誠実さ、道徳性のみだそうです。

ここで問われるのが、結局のところ「どれだけ人を愛したか」「常に良心的な言動をとった

か」ということのみであり、この世で儲けたお金や、得た地位が一切評価されない事は、

きわめて重要で、これこそが、生まれ変わりの法則をつかさどる基本原則だということが

出来る。いいかえれば、たとえ有名な大スターや、大企業の社長や、総理大臣になったと

しても、その人生で多くの人を裏切り、傷つけてしまった場合は、指導役の意識体たちか

らこっぴどく叱られ、もだえ苦しみながら反省する事になります。

逆に、お金や地位とはまったく無縁な社会的にはまったくうだつの上がらないサラリーマ

ンや農民として終わったとしても、その人生で多くの人々に愛情を与え、かかわった人々

を幸せにしてきた場合には、指導役の意識体たちからたいへん賞賛され、自分の成長度を

確認し大いに満足する事が出来るのです。

*人生の自己計画

被験者たちは、指導役の意識体たち(光の存在)の前で終えてきた人生を振り返って反省

したのち、彼らの助言を参考にしながら、自分で次の生まれ変わりの人生計画を立てると

言っています。


あなたの生きているスピリチュアルな世界

2008-10-24 19:25:20 | 生きる智慧

あなたは信じますか  第1回

飯田 史彦著 「生きがいの創造」より
飯田 史彦・・経営心理学者、経営学博士。
経営学者が記したスピリチュアルな「死後の世界」や「生まれ変わり」を題材とした「生きがい論」です。

*「生まれ変わりの科学」が人生を変える

「生まれ変わりが真実だという証拠については、そのほとんどが状況証拠でありますが、

きわめて有力なものがそろっている現在、理論的にこれを認めることに、特に問題はない

と言っています。

「私たちはかつて前世を生きたことがあり、おそらく、来世もまた生きるだろう。そして

今回の人生は、永遠に続く鎖の、ほんの一部でしかない」。

*過去の記憶についての研究。(退行催眠法)

人間に、過去にも地球上で生きていた「過去世」があり、私たちが何度も生まれ変わって

いる可能性があるということが分かってきたのは、この20年位の間に「退行催眠」とい

う精神医学の治療法が発達したからです。

しかし、仏教では「輪廻転生」という話があり、人間は肉体がなくなっても魂は残り、魂

が輪廻して再びこの世に生まれ変わると言っています。

「水」に対して強い恐怖感を抱く患者に退行催眠をかけてみると、幼い頃に水遊びをして

いて、溺れて死にかけたことを思い出します。

「暗やみ」に異常な恐怖感を抱く患者は、幼いころ暗やみの中で何者かにおそわれた記憶

にたどり着いたりするのです。

被験者たちを出生時や退治の頃の記憶にさかのぼらせることにより、生まれる前の胎児が

すでに母親の声を聞き分け、生まれたての赤ちゃんが両親の感情を理解していることも発

見した、と記されています。

生まれた直後に、「何だ男の子だったら良かったのに」などと、がっかりする親の感情を

敏感に受信し、赤ちゃんは心に深い傷を受け、その傷がのちに心身症(たとえば男性コン

プレックス)の症状として現れることもあるのだそうです。(みなさん妊娠中の妻や、赤

ちゃんの前では口を慎みましょう)

人間の心には、本人が自分で意識することのできない、無意識の領域があります。そして

何らかの原因で負った心の傷(トラウマ)が、押さえつけられたままで無意識の領域にた

くわえられ、「神経症状」という「隠れみの」をかぶって表面に現れると言っています。

*「生まれ変わり」のしくみ

「中間生」への帰還。

人生と人生の間の生、俗に言う「あの世」の存在も、退行催眠を行なっている時に発見し

たとあります。

①「意識体」(魂)としての自覚。

 意識体は自分の身体から離れ(死の状態、意識を失った状態)自分の姿を見ているとい

う。チベット仏教の「死者の書」の中にも、無意識の状態のから死までの魂が身体から

離れ自分の身体・周囲の人々を上から見ていると記されています。

②「死後の世界」の光景。臨死体験の研究。

意識体は、まず身体からぬけ出したのち、下に横たわる自分の身体を「見」てから、「まる

でトンネルのようだ」と感じる円筒状のものを急速で通り抜け大勢の見知らぬ人々(すで

に肉体を持たない意識体たち)と合流します。この時、すでに亡くなっていた身内の者や

友人、あるいは自分の人生を見守ってくれていた指導者役の意識体たちが自分を迎えてく

れます。

その際に見る光景は、光のドームに入ったり、すばらしい色彩を見たり、美しい音楽を聞

いたり、これらは、もちろん現実の場所や物質ではなく、本人にとっての「死後の世界」

のイメージがシンボル化された「現象」にすぎない。

ガイドや守護霊に迎えられると、よくトンネルと表現されているものの中を通ります。

トンネルは、ある者にとっては「自分は死んで、中間生へと戻ってきたのだ」と自覚する

ために最適なビジョン(幻像)が、ここで自然に目の前に浮かんでくる事になるのです。

なぜなら、物質という物のない中間生では、すべてが思い通りのビジョンとして現れてく

るためです。

肉体から離れた直後の場面では、まだ本人が「死後の世界のしくみ」を思い出していない

ことも多いため指導役の意識体たちが、故人が死を自覚して安らぐために必要なビジョン

を、意図的に見せてくれると考えられている。

私たちが「あの世」と呼ぶ真理的、精神的世界は、「この世」でいるような「物質」がなく

直線的に進む「時間」という感覚もない世界です。

私たちがとらわれている「物質」こそが、むしろ実体のない「まぼろし」であり、私たち

が軽んじている「精神」こそが、むしろ私たちの実体なのです。

(仏教で言えばおそらく「色即是空・空即是色」でしょう。)

その「精神」である意識体(魂)と表現しているもの、それこそが、永遠に存在する私た

ちの真実の姿であると言えるでしょう。

*「人生のガイド」(俗にいう守護霊)

「人間はだれでも、その誕生から死にいたるまで、スピリチュアル(霊的)な存在にみち

びかれていることが証明されている。信じようが信じまいが、だれにでもスピリチュアル

なガイドがついているのです。何人であろうと、何宗派であろうということは関係ない。

だれでも、自分を守ってくれているガイド役の意識体たちがいるというこの指摘は、研究

者の一致した報告にある、と言っています。

このように、自分を守ってくれている故人が、この世で生きている自分に様々な方法で

コミュニケイションを取ろうとしてきたという実例はいくらでもある。退行催眠をかけた

被験者が「自分が意識体の状態でいた時に、生きている人物に話しかけたが、なかなか伝

わらなくて、もどかしい思いをした」という記憶を持っているということも分かっている

そうです。(ホイットマン博士・ワイス博士談)


あなたは信じますか

2008-10-23 18:28:04 | 生きる智慧

あなたは信じますか?スピリチュアルな世界を。

*自分が前世の生まれ変わり(輪廻転生)。

*魂(たましい)。

*死後の世界(あの世)。

*守護霊。

*などなど。

あなたが信じるか信じないかは自由です。しかし、現実に今スピリチュアルな世界に生きてい

る事だけは事実なのです。

あなたは母親にお願いしてこの世に生をうけたのです。親が勝手に生んだのではありません。

次回より徐々に不思議な世界のスピリチュアルな話を書きたいと思います。

信じる人や自分を見失っている人、人間関係で悩んでいる人は読んでみてください。

ではお楽しみに。


『水は答えを知っている」を読んで  第七章

2008-10-10 19:56:35 | 生きる智慧

感じたこと  第七回

*水が奏でる癒しのメロディー

 もし、あなたが今、何か訳あって落ち込んでしまったり、日々の生活にチョッと疲れを

 感じていたり、他人の何気ない言葉が小さなトゲのように心に突き刺さって、どうして

 も取れなくなってしまっているとしたら、そんな時は水を眺めてみる事をおすすめしま

 す。近くの池や、川のほとりまで歩いて、光をキラキラ反射させながら、さざ波を立て

 る水面に目をとめて見るのも、雨が降っている日なら、アスファルトの水たまりに無数

 の輪を描いては消える雨脚をじっと見つめて見ましょう。あるいは、水道から流れ落ち

 る水が無数の色を混ぜ合わせた光の柱となって、なめらかに揺れている様をぼんやりと

眺めてみるのもよいでしょう。(川や池に入ってはいけませんよ)

水はあなたをどこか別の世界に連れて行ってくれます。いつしかあなたの心は、洗い

清められて、もとのペースを取り戻していくのを感じるでしょう。

あなたは、ほんの少しだけ流れる事を忘れてしまったのです。

生きているというのは流れることです。あなたの体の中の水は流れたがっているのです

同じように、あなたの心も流れていかなくてはなりません。心が流れていくようになれ

ば、体も軽やかになっていくでしょう。心と体は表裏一体なのです。

もし、過去にあなたを傷つけてしまった人がいるのなら、全て許してあげてください。

もし、あなたが過去に誰かを傷つけてしまったとしても、自分自身を許してあげること

です。そうすれば、もっと自由に未来に向かって流れていく事が出来ます。

人生の川の流れは、今想像できない素晴しい世界にあなたをいざなってくれるかも知れ

ないのです。

人生はどの瞬間も通過点なのです。その事に気付いたら過去にとらわれたり、必要以上

に一つの事にこだわるのが、どんなにつまらない事かも分かってきます。

水の流れは、実に様々なことを教えてくれます。生きること、許すこと、信じること、

・・・。人生に思いをはせ、耳をすませてみたら、体の中を流れる水の音が聞こえて

くるかもしれません。それは、あなたの生命の音、癒しのメロディーなのです。

人間の体内を流れる水は、果てしなく大自然を流れる水とつながり、更に宇宙が奏でる

生命のリズムとつながっています。

月は、潮の満ち引きを作り出します。海の水の流れを活発にします。それだけではなく

人間の体の70%を占める水も月の影響を受けているのです。

カキは月からの引力を感じて満潮に殻を開き、ウニの生殖のサイクルは月のサイクルと

同じです。ウミガメの産卵するのが満月の夜、満月の夜には人間の出産率も高いと言わ

れています。狼男が変身するのも満月の夜です。満月の夜はエネルギーが満ちているの

です。

そして、月のサイクルに直接影響を受けているのが女性の体であることは、いうまでも

ありません。

世界の多くの文明が、古代において太陰暦を使用していた理由がこれで分かります。

月と一体となって生きる時、人間は体内の水の流れに合わせて生きることが出来ます。

それは、大自然の脈打つ鼓動を聞きながら生活する事にほかなりません。それは、現代

人が忘れてしまった生活の知恵でもあったのです。

今、多くの人が癒されたいと思っています。なぜでしょう。加速的に進化し複雑になっ

  てしまった人間社会の中で、疲労し、傷つき、救いを求めているからではないでしょう か。

*体の部位や感情について波動的な癒しのある曲。

 「モルダク」(スメタナ)    強いいらだち・・・リンパの流れの促進。

 「美しき青きドナウ」(シュトラウス)  忍耐心の欠如・・・中枢神経の活性化。
                     
 「ローエングリン」(ワグナー)    自己憐憫(れんびん)・・・関節痛の緩和。

 「白鳥の湖」(チャイコフスキー)   強迫観念・・・関節の動きをスムーズにする。

 「牧神の午後への前奏曲」      環境ストレス、腰痛の改善・予防。

 良い音楽とは、確実に私達の心と体を癒しに導いてくれるという事を意味しています。

*波動医学

 あらゆる症状は独自の波動を持っている。ガンにかかってしまった人は、ガンの波動に

 周波数を合わせてしまったという事なのです。

 その周波数が分かったら、その波動がつくる波形とまったく正反対の波形を重ねてあげ

ればよいのです。そうすれば病気の波動は消え、症状も消えていきます。

波動医学は、症状は体その部分だけの話ではありません。その裏にあるネガティブな

感情までも癒す事を考えます。

たとえば、肝臓が悪くなった人なら「怒り」の感情がかかわり、その原因となっている

ことが多いのです。怒りを発する波長は、肝臓を構成する細胞の素粒子が持つ波長と同

じで、お互いに同調すると考えられます。

「悲しみ」は血液に同調し、白血病やクモ幕下出血になりやすいですし、「いらいら」

は、神経系統にダメージを与え、傷みや肩こりの原因になると考えられるのです。

私達の体は60兆もの細胞から成り立ち、それらの細胞は、それぞれが自分の役割を果

し、見事に調和しながら体を形づくっています。

人の体は、半年ごとに全ての細胞が入れ替わっている。と言われています。

以上、「水は答えを知っている」を読んで自分なりに感じた箇所を抽出し記載させて

いただきました。皆さんに多少なりともお役に立てればと思います。

水は「ありがとう」「きれいだね」などと優しい言葉をかけて結晶を撮ると、きれいな

まとまった結晶が採れ、「ばかやろう」や「きたないね」の言葉をかけて撮ると、ゆが

んだ結晶が撮れるのだそうですです。

この本の中で、著者は、講演先の小学校で炊いたご飯を三つのビンに入れて、「ありが

とう」と声をかけ、一つには「ばかやろう」、もう一つには声もかけずまったく無視を

しました。すると「ありがとう」のご飯は醗酵してよい香りを放ち、「ばかやろう」は

腐敗して黒くなりました。いちばん腐敗がひどかったのは無視したご飯で、鼻をつくよ

うな悪臭が立ち込めました。と書いておられます。この実験は講演された複数の学校で

先生方が実験されそうですが同じ結果が出たそうです。

私のつたない感じた文章では、まだまだ表すことが出来ない素晴しい内容が記載されて

おります。皆さんに是非この著書を実際に読んで頂き「生かされている」事の素晴しさ

を実感していただきたいと思います。       おわり


「水は答えを知っている」を読んで  第六章

2008-10-09 20:43:53 | 生きる智慧

感じたこと  第六回

*言葉・思いの波動

 言葉を事由に使いこなせるのは、人間だけです。そのことは、とりもなおさず宇宙に存在
 
 する全てのものに波長を合わせられるということでもあります。さらに波動は、瞬時に伝

 わります。言葉や思いも、発した瞬間にどんな場所にも飛んでいくのです。

 私達は、時折「虫の知らせ」とか「偶然の一致」ということを体験します。身内や、ごく

 親しい人が遠い場所で亡くなったときに、なぜかその人の夢を見たりします。ふと、ある

 友人のことを思い出したとたんに、その友人から電話が鳴ったなど、皆さんにも経験があ

 るかもしれません。   私はちょくちょくあります。不思議です。

 こういったこともまた、思いという波動のなせる技なのです。

*不幸とは幸せになるまでの道のりのこと

 「禍福はあざなえる縄のごとし」と言います。すべてがうまくゆく山の時期もあれば、何

 をしてもうまくゆかない谷の時期もあるのです。それが波というものです。波は上下運動

 を繰り返すがゆえに流れていくのです。

 人生だって同じです。でも多くの人は谷をさけて山ばかり来るように願っています。なん

 て不自然なことでしょう。それでは波はできません。前に向かって流れていくことは出来

 ないのです。

 幸せ(あるいは幸せとされていること)には必ずその裏側があります。

 恋愛をしたら、毎日がワクワクと楽しく嬉しいことでしょう。でも、その一方でデートの

 場所や、お金、あるいは時間のやりくりなど苦労することや、我慢しなくてはならないこ

 とも沢山あります。高級車を買っても、いつまでも幸福感にひたっている訳にはいきませ

 ん。走るたびにキズがつくのではとヒヤヒヤします。メンテナンスも大変です。

 コインの表だけをとる事は出来ません。幸せになるのも覚悟が必要なのです。

 それは、三次元の世界(すなわち、陰と陽がある世界)に住んでいる者の宿命と言ったら

 少し大げさでしょうか。

*人間が幸福を求めて生きるのは何故でしょう

 人間が無限に幸せを求めるのはなぜでしょう。それは、人間が「無限の存在」とつながり

 をもっているからなのです。しかし、多くの人間は、ここで大きな過ちを犯してしまいます。

 富や名声、あるいは一時的な快楽など、有限でたえず移り変わるものに幸せの基準を

 置いてしまうからです。

 莫大な財産を持っている億万長者でさえ、それにあきたらず、またお金を求め続ける人が

 います。そういうことはどれだけ続けても幸せにはなれません。なぜなら、お金、富とい

 った有限の物の中に無限の幸せを求めているからです。無限の存在と一体にならない限

 り、本当の幸せはありません。それには、意識を高めるしかないのです。

 目に見える世界のものは有限です。あるいは「諸行無常」という言葉のとうり、いつかは

 消えてなくなるものです。そういうものに幸せを求めている限り、心が満たされることは

 ありません。

 そうは言っても、欲望を捨てるのはなかなか難しい事です。適度な欲望は、人間を向上さ

 せる上で必要ですし、それがあったからこそ人類はここまで文化を発展させる事が出来た

 のです。

 人間は、その奴隷になってしまうことです。現代文明は欲望をかきたてることで成り立っ

 ています。そんな中にどっぷり浸かっていると、欲望が新たな欲望を生み、どこまで行っ

 ても満足できないという無限地獄に陥ってしまいます。

 欲望から成り立っている社会の中では、幸せは見つけづらいのです。

 いまの社会で、私達が取り戻さなければならないものは、何なのでしょう。

*幸せの秘訣

 それは、「感謝の心」です。感謝に条件はいりません。いま生きていること、何の不自由

 なく体を動かせることだって本当は感謝しなくてはいけないのです。

 人に愛を与え、人から愛を受けたら素直に「ありがとう」を言いえる。どんな時でも心か  

 らの幸福感を味わえるのは、そういう人なのです。

 「愛と感謝」に心の波長を合わせるとき、一滴の幸せのしずくが心に落ちて、あなたの体

 いっぱいに広がっていきます。その時あなたは幸せの波長とつながります。そうすれば、

 現実の生活でも幸せなことがたくさん起こってくるようになるでしょう。

 それは、この瞬間、いまいる場所で幸せになることが出来る秘訣なのです。

第七章に続く