心のよりどころ。毎日が日曜日。

恩師に人のために生きることを学びました。
「自利利他」を座右の銘としています。
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「我」の災い

2009-07-27 16:41:27 | 生きる智慧

「我」「欲」がもたらすもの

*「吉凶好悪(きっきょう こうお)」は全て「我」から生ずる。

人は常に自分本位に考えます。自己主張をし、自分を守る意欲が無ければ、自己を確立

することは出来ません。しかし、いつまでも自我を通せば周囲や職場に抵抗や摩擦を生じ

て、必ず孤立してしまうものです。未熟な大人と言われるのです。

コミュニケーションの上手な人は、「我」をいかに低く押さえるかに努力しています。

「我」を限りなく「無」に近くすることが、結果として自分も周囲も救うことになる。

心を「我」から切り離して、恩を受けた「他」や周囲全体に心を向けると、不思議に道は

開け、強運に導かれる。

多くの人間関係、職場、会社のトラブル、原因のほとんどが「我」と「我欲」です。

あまり「我」を張らず、「欲」も程ほどにしましょう。


「躾」(しつけ)について

2009-07-17 16:39:32 | 生きる智慧

「躾」(しつけ)とは

昨今、「躾」について雑誌や新聞紙面などでよく見かけられますが、今なぜ躾なのでし

ょう。これは現在の世相によるものと思われます。

事件や犯罪が低年齢化してさまざまな問題が報道されています。今日のサンケイ新聞

にも各人の意見として「躾」について掲載されていました。

「躾」とは、身に美しいと書きます。本来は身も心も正しく美しくあれ。ということでしょう。

この「躾」は誰がすることでしょうか? 当然親が子供にすることです。

昔からの言葉に「三つ子の魂百までも」とありますがまさにその通りです。

まず、親が子供に対する「躾」の一番は、人々に対する「挨拶」、全てに対する感謝の

言葉「有難う」ではないでしょうか。

「挨拶」は人と人とのコミュニケーションの始まりです。親を始め近所の人、先生、

友人等々挨拶無しでは先に進めません。

「ありがとう」は感謝の心を表しています。世の中一人では生きてゆくことは出来ま

せん。何事にも感謝の気持ちを持つことが大切なのです。

現実はどうでしょうか?挨拶もできない、「ありがとう」も言えない子供が殆どです。

子供を心身ともに健やかに美しく育てようとしたら、親は何よりも「躾」をしっかり

すべきではないでしょうか。それが世の中から子供の事件や犯罪を未然に防ぐことに

つながり、明るくなるのです。

躾は各家庭でするもので学校が教えるものではありません。学校へ行く以前の問題で

す。昔から子供を見れば親が分かるといいます。あなたは大丈夫ですか?

親が率先して「躾」の手本となりえることが大切です。


「徳育」のコラム見つけました

2009-07-14 19:12:58 | 生きる智慧

「徳育の大切さ」 「家庭のしつけを見直そう」のタイトルを「主張」の欄に見つけ

ました。(原文掲載します)

文部科学省の有識者会議「子供の徳育に関する懇談会」(鳥居泰彦座長)が報告書の

原案をまとめた。乳幼児期から徳育の重要性を指摘した内容で、近く提言が出される。

家庭の役割を再認識してほしい。

いじめ問題や少年非行の低年齢化などで規範意識や公共心を養う徳育の充実が求めら

れ、文科省は昨年8月に懇談会を発足させて議論を進めてきた。

報告書原案の中では、まず「社会全般で『徳』が見失われてきている」と危機感を訴

えた。誠実さや勤勉さ、思いやりなど世代を超えて伝えられてきたものが、ここ数十

年の間に急速に失われてきたとしている。これは多くの人が感じていることだ。

インターネットの普及など子供たちをめぐる環境も変わっている。社会の教育力低下

が懸念されているいま、学校教育だけではなく、家庭、地域が連携した対策が必要な

のは当然だ。懇談会では子供の年齢、発達段階に応じ、徳育で重視すべき課題を取り

上げてきた。家庭教育にも踏み込み、乳幼児期は親や他人との愛情、信頼関係を形成

する重要な時期だと認識を示した。

また幼児期は周囲の人や自然とのかかわり、体験を繰り返し事で道徳性や社会性が芽

生えるとし、遊びをはじめ子供同士の体験活動を充実させるよう求めた。

家庭、地域、学校の役割にも言及し、家庭は「子育ての基盤であり人生の基盤」と強

調した。「家庭でルールを作り、愛情をもって接し基本的なしつけを行う」など「10

の提言」を盛り込む。

徳育や家庭への提言に対し、これまで押しつけなどの反発もあった。政府の教育再生

会議が検討した「親学」の提言や徳育の教科化が見送られた例もある。

だが原案が「徳育では家庭の役割が何より大きい」と指摘しているように、報告書に

含まれる基本的なしつけは、言われる前に親が率先してなすべきことである。

聖地指導や家庭教育の専門家からは、家庭のしつけや学校の指導に厳しさがなくなっ

てきた現状を懸念する声を度々聞く。家族間の事件や児童虐待も絶えない。

次の大人となる子供たちの徳育充実は緊急課題だ。教育力の低下には一刻も早く歯止

めをかけねばならない。最終報告書には親や教師らの耳に痛い提言も躊躇せず、盛り

込んでもらいたい。

以上のように掲載されていました。少し遅きに感じますがやっと腰を上げてきたこと

に期待しようと思います。教育は国家を左右する最も重要な問題です。なぜならば、

今教育が始まっても20年以上経過しないと教育の結果は現れてこないのです。

事件の低年齢化や社会性の欠如、道徳の欠如は数十年間続いてきた教育の結果です。

各個人が愛情と感謝の心で接すれば世の中は美味くゆくのです。現代のように自分さ

え良ければ他人はどうでも良い。こんな時代のしたのは政府であり文部科学省の人達

ではないでしょうか。一刻も早く提言書の実行を期待するものです。


成功者の人生哲学

2009-07-07 17:07:11 | 生きる智慧

「人生哲学」を持つ

古今東西を通じて成功した人たちは、一貫した人生哲学を持っていました。それは因果論

を信念として持っていたのです。

種を蒔けば転地の恵みを受けて芽が出、花が咲き、実がなる。この自然の原因と結果の

因果関係が自然のすべてのものに当てはまることを、成功者たちは体験とさまざまな教え

の中から知っていたのです。

「成功した人はすべて、自分は因果論者であることを認めている」ラルフ・エマーソン

「報徳」は尊徳の思いと行動を言葉に表したもので、報徳の思想はすべての人、すべての

物を生かす意味で、人生の成功哲学と言える。

人は百年も現役で生きることは出来ません。命の限界を知って努力することが、強運を

開く人間の成功法則となるのです。


目先にとらわれず徳を積む

2009-07-07 16:59:17 | 生きる智慧

*尊徳の名言

「努力して徳を積むことが富貴にいたる道」  二宮尊徳

現代は、地道な努力をバカにし、嘲笑する傾向にあります。うまくいった情報ばかりが

流され、目先の利だけを追うだけで、地道に種蒔きをして育てる努力の積み重ねが無け

れば、決して良いみのりは得られないことを教えている言葉です。