社会全体が不況の嵐の中にあり、全てが先の見えない状況が続い
ています。企業も個人も平静さを失い唯自己保身に躍起となってい
る様子は、さながら阿修羅の群れ・地獄道の餓鬼をも見ているよう
な感じがします。我々建設関連業界でも同じkとがいえます。普段は
組合などで集まっても、それぞれ話を合わせているようですが。
いざ工事が発注されたと言えば、なりふりかまわず、赤字も省みず
目先のニンジンに我先にと飛び付きダンピングの繰り返し。やがて
倒産。この様な状況が現状の状態です。「自分の首を自分で絞める」
この様なことが日常茶飯に行われているのです。
企業としてのモラルもポリシーも何も無く唯己の保身に走っているの
です。特に、その業界のトップがそのような行為をしているようでは、
言葉はありません。
先日も、公共工事を巡り担当役人との賄賂の問題が発生し四人が
逮捕された事件が発生しました。贈賄側の入札仕切り人は業界で
は誰もが知っている某企業の営業マンですが、トカゲのしっぽ切り
で所属の企業名は削除されていました。今まで殆どの発注工事で
仕切り役をしていたそうです。所属していた企業も急成長した企業
です。検察もこの辺を追及しているとは思いますが果たしてどうな
ることやら。
一歩離れたところから高みの見物をすると、その状況が手に取る
ように見えてくることがあります。何かにつまずいたり行き詰まった
りした時は、一歩下がって遠くから眺めることをお勧めします。