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心に響く禅語 その9   慎みという美徳

2009-11-11 16:39:56 | 生きる智慧

禅語 その9  日本人が忘れていること

「和光同塵」 わこう どうじん    慎みという美徳  老子

個性や自己主張をアピールして、自分を立派にみせることが現代流

の生き方で、それが主流のようになっています。現代は少しでも他人

よりすぐれ、自分の長所を磨き抜きん出ることが評価されているよう

です。

あからさまな自己主張の時代に失われゆくのが、謹みや謙虚さ、奥

ゆかしさなどです。

派手な光を放つことはないけど、いぶし銀のような深みのある人、

ピリッと鋭い意見をさりげなく言えるような人は少なくなっています。

こんな時代だからこそ、見直したい言葉が「和光同塵」です。老子は

「その光を和らげてその塵に同ず」と言いました。「和光」とは自分が

勉学、修行によって得た道徳性や知性、才智の輝きを和らげ、顕に

(あらわ)しないこと。「同塵」とは塵やゴミに汚れた現実世界に同化す

ること。聖人であっても、悟りを開いた禅師であっても、その学徳や才

智を表面に出さず、俗塵の中にまみれて衆生済度をするという意味

です。と記されています。

禅者のようにいかないまでも、私たちにも出来ることはあります。

自分の行いを自慢せず、謙虚に奥ゆかしく、困った人や助けを必要

としている人たちに、ささやかでも役に立つことをする。そんなところ

から始めてみましょう。

何か身につまされるような言葉「和光同塵」いい言葉ですね、私もそ

んなところから始めてみようと思います。


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