斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

学生の訃報

2010年12月08日 23時34分35秒 | その他
今朝、通学途中の学生が急に倒れて、病院で亡くなりました。まだ若い学生で、将来を夢見ていたことと思います。たいへん無念だったと思います。ご冥福をお祈りします。

倒れたのに気がついたのが、本学の教員でした。すぐに近寄って応急手当を始めたようです。そこに事務職員も応援に入って、119番通報とAEDの準備が的確になされました。ただ、倒れた場所が屋外で、大学のAEDが設置されている場所から少し離れていたようです。結果的には、AEDのパッドを装着したころに救急隊が到着しました。私の聞いた範囲では、皆さんベストを尽くされたと思います。倒れてからすぐに善意にあふれる手当てを学生は受けることができました。予後は、応急手当ではない別のところですでに決まっておりました。

亡くなった学生が残してくれたものがいくつかあると思います。そのうちのひとつがAEDの重要性とそれを利用する人の知識の大切さだと思います。今日、応急手当に入った人たちは、たいへんな不安の中で行動されたと思います。「もう少し知識があったら」というように悔やんでいるかもしれません。でも、それはたまたま遭遇してしまったのが自分だったというだけで、悔やんでも仕方ありません。むしろ、これを機会に自分自身が、そして周りの人が救急法を勉強しようという機運につなげていくべきです。

学生の大切な命をわれわれ教職員は預かっているという意識で毎日の勤務に励んでいます。そういった中で、さらなるベストを尽くせるように、救急法を身につけた教職員が増えることを望みます。

本学では来年の2月、3月の土日の4日間に救急法講習会を学内で開催する予定です。もちろんAEDの使い方も勉強します。万が一のときに自信を持ってベストなことをやり遂げるというためにも受講してみませんか。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

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交通事故

2010年12月08日 23時18分42秒 | その他
ここにきて、学生の交通事故の報告がでてきています。もちろん、学生が被害者になる場合もあり、加害者になる場合もあります。交通事故の特性として、12月は年末にかけて件数が多くなり、正月になると急に少なくなります。それは110番通報件数をみると一目瞭然で、正月になったとたんに110番件数が急減します。

学生の交通事故の例
1.朝起きたら、雪が降り始めていた。自家用車はまだノーマルタイヤだけれども、講義に遅れる。ここはゆっくり走ればいいだろうと、ノーマルタイヤの状態で走り始めたら、スリップして対向車にぶつかった。

2.夕方5時過ぎに講義が終わり、アルバイトに向かうために、普通に普通の速度で普通の2車線道路を走っていた。あっと思った瞬間、おばあさんが道の真ん中に立っていて、ひいてしまった。

学生が事故を起こしやすい時間っていうのがあります。当たり前ですが、朝と暗い夕方です。もっといえばその時間をさけて自動車を運転すれば、交通事故を起こすリスクが多少低くなるということです。これから年末にかけて、交通事故を起こしやすい時間帯はぜひ、大学の中にいるようにしましょう。年末に向けて、まででよいです。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

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