斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

本日の大学院講義

2012年04月16日 19時44分22秒 | 講義記録
本日から結晶構造特論の講義が始まりました。テキストは 物質の構造(内田老鶴圃)です。毎回使いますから、準備してください。予定では八回の講義で最初から179ページまで使います。

本日は、ギャップと分類を中心に据えて講義を行いました。混沌とした理を整理するのに分類が必要です。ただその分類には手法があって、その手法を一つでも理解できなければ科学を実行することは出来ません。闇雲に実験だけやっていれば科学と勘違いしている人が多いのですが、科学とはそういうものではありません。

ギャップについては、内側に存在するギャップと外側に広がるギャップの話をしました。整理することと発明・発見することは異なることです。そういったことが理解できるように、その基礎を講義の中で教えていきます。

石英の結晶とアモルファスの違いについて理解できたでしょうか。構造が決まれば物性が決まります。物性の第一は何だったでしょうか。数字で示す意味について理解できたでしょうか。第一の物性が決まれば第二、第三の物性が決まっていきます。構造に直接依存する物性にはこの他にどのようなものがあるでしょうか。そのような物性で石英結晶と石英ガラスの差をそれぞれ説明できるでしょうか。

次回の講義では、対称性について触れていきます。

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大学の桜情報

2012年04月16日 11時44分20秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日の午前中の桜の様子をお知らせします。まだつぼみは固く花弁がわずかに顔を覗かしている様子もありません。ただつぼみの膨らみ方はたいへんよく、全体としてはそろそろ咲いてもおかしくないような雰囲気を醸し出し始めています。
   

学内にはまだ雪が残っていて、こんな感じです。あと1週間で消えて雪はなくなるだろうと思います。

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