斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

テクノ探検隊の宣伝

2012年04月24日 23時37分18秒 | 長岡技術科学大学の広報
本学と長岡高専の研究を探検するテクノ探検隊が長岡ケーブルテレビで放映中です。本学のホームページでも公開しています。
http://oberon.nagaokaut.ac.jp/techno/index.htm

その中でも21回目の放送はかなり面白い。本学の山口教授の研究室の様子です。ここで開発された研究があちこちで紹介されています。そのうちのひとつ。
http://www.asahi.com/shimbun/nie/kiji/kiji/20120113.html

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今日の学部の講義

2012年04月24日 22時04分53秒 | 講義記録
3年生無機材料科学Iの講義について
よい緊張感があって、しっかりと講義をきいていると思いました。

電子対消滅により発生するエネルギーについては、理解できたでしょうか?1.02 MeVという数字は、それだけだとたいしたエネルギーではありません。D-T反応による核融合も1個ずつのDとTだけならたいしたエネルギーにはなりませんが、たとえばDを1モル、Tを1モル集めれば、計5gの量なのに核融合によってかなりのエネルギーが取り出せることになります。物質が凝集するということはエネルギーが凝集するということであって、材料というのはそういう自然の上に立脚しているのです。

核崩壊について言及しました。特にα崩壊とβ崩壊をしっかりと覚えてください。さらにウラン系列の先頭をきる238Uの数字くらいは原子番号とともに覚えてください。トリウム、プロトアクチニウム、ポロニウム、アスタチン、タリウムは元素記号とともにしっかり覚えること。

2週間後の講義では、小テストで計算を出すか、崩壊系列を出すか、迷っています。

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茨木市での水難

2012年04月24日 21時50分16秒 | 水難・ういてまて
21日午後2時10分ごろ、大阪府茨木市にて水難が発生し、救助に入った成人男性が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

水難救助の訓練を受けていない人による、いわゆる素人の水に入っての救助は無理です。特に5月の連休前後の、気温が高いのに水温がいまだ低い状態では、救助がさらに難しくなります。救助中に亡くなると家族と最初の要救助者はさらにきつい地獄を見ます。きつい言い方ですが、誰も喜びません。

まず、着衣泳を習って、浮いて呼吸を確保できるようにしてください。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

そして、どうしても水難現場で救助をしたいのであれば、赤十字水上安全法講習会を受けてください。
http://jrcniigata.sakura.ne.jp/cgi-bin/lectureguide.cgi?lecture=1

長岡技術科学大学では、赤十字水上安全法救助員養成講習会を次の日程で開催します。県内、県外関係なく受講できます。
5月12日、13日、19日、20日 いずれも9時から17時まで

水の安全から水に入っての本格的な救助法まで、プールを使ってみっちり訓練いたします。

これ以上、スーパーマンシンドロームにとりつかれて命を失う人がでないように。

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