ココロのなか

“何飲む？”

“おごってくれんの？”

“いいよ”

“ありがとー！キャラメルマキアート！ごちそうさま（＾人＾）”



ある件で相談したいことがあったので会うことにした。



その人は、髪の毛を後ろでくくっている。スーツ姿がとても似合う女性だ(^_^)



相談事も簡潔・端的でありながら、充分すぎる説明をうけ納得し終了。



そして、
お互いの仕事のことを話し始めました。



彼女は、昨年の１０月に昇進したとのこと。話を聞いていると、彼女の生真面目さや悩みなどその言葉から伝わってくる。
相変わらず、考え方は、彼女らしい。



仕事の話を続ける彼女の目に涙。


突然だった。



何で泣いてんの・・・？
言葉が出ず・・・。
僕は、固まった・・・。



固まった僕を見て、
彼女が“ごめん・・・”と一言。


止まりそうにない涙をぬぐう人差し指。その指にも涙がつたう。



銀幕の世界なら、スマートな言葉や折り目のついた綺麗なハンカチをスゥーと手渡したりするかも？しれんけど！


現実は違う。
そう！相手が僕だから！


現実の世界は、不器用な言葉と出せるに出せない1日使い古したシワくちゃのハンカチしかないっつーの(T^T)



初めて見た姿。


彼女のココロの中で抱えているもの。
涙の理由は、聞くことがなかった。



女の人の涙は、男を固まらせる。
それを実感した時間でした。