SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

別れ

2020年01月03日 | Michi-kusa
高校の同級生が亡くなりました。

このブログでも何度か登場したデイリートーンギターズの松岡健(以下松ちゃん)氏です。ベースのメンテナンスでずっと世話になってました。


大晦日の夜。
友達から松ちゃんが脳出血で倒れ、緊急入院したと電話がありました。
元旦。
仕事が終わってから病院へ。
松ちゃんのご家族に挨拶をし、ベッドの横へ。自分で呼吸ができないため機械から聞こえる音が、生きてる証に思えた。
手を握って、呼びかけるけど反応はありません。手は、温かい。
自宅の二階。自分の部屋で倒れていたそうです。そして、手の施しようがないということだった。ただ、しゃべりかける声は聞こえてるとお兄さんから教えてもらっていたので、

松ちゃん。がんばれ!がんばってくれ!

もうこの言葉しか出てこなかった。

翌日。
夕方に病室へ。高校時代の友達がそろっていた。本当に久しぶりに会えた友達もいたこともあり、病室は賑やかだった。松ちゃんが聞いているのなら、喜んでいただろうか。それとも、お前らうるさいねん!って言うのだろうか。きっと、ニヤニヤ笑って聞いてると思います。松ちゃんのオリジナル曲や好きなアーティストの曲がiPadから流れてる病室に松ちゃんを含めた野郎たちの笑い声と機械の音。それに反応したのだろうか?松ちゃんの右足親指が動くのを全員で目の当たりにした。この反応の後、病室を後にした。

そして、
夜22時半。
友達から松ちゃんが危ないと連絡あり。
車を飛ばした。
22時49分。
病院のパーキングへ。病室へ走った。

涙を見せる友達が病室から出てきた。

間に合わなかった。
22時42分。亡くなったとのこと。

お兄さん、友達たちが松ちゃんの両親が病室に到着するまで必死に呼びかけたそうです。
一度は、絶たれた命が蘇生したそうです。

松ちゃん。最後まで頑張ったと思います。
まだ、温かい手と最後の握手をした。



工房で松ちゃんと言葉を交わしてきました。印象的な言葉は、

“大丈夫やで”って言葉です。

そして、否定的な言葉を言わないというスタンスです。これは、松ちゃんの性格なのかもしれません。

その“大丈夫やで”って言葉通り、今も、僕のベースたちは、健康に、そして、バリバリとステージで僕を支え続けてくれてます。


本当に、松ちゃんには世話になりました。


雑談の中で、血圧が高いってことも言ってました。無理すんなよ!だけでは、ダメやったんやなぁーと今になって思う。


僕が使ってるベースには、松ちゃんの仕事の証が数々残っています。きっと、これからも残って行くものだと思っています。

松ちゃんへ。
俺の相棒たちの面倒見てくれて、ありがとうな!

明日、お通夜。
明後日、告別式。

しっかりと見送ってあげたいと思います。