令和二年一月二日。
同級生の松岡健(以下松ちゃん)が亡くなった。
そして、お通夜、告別式に参列させてもらい松ちゃんを見送ることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/c2/15c4b307f9fc3dfb6b1fee71cfed5a2b.jpg?1578199245)
松ちゃんの遺影です。
かっこええやんと密かに思ってます。
二日間ともに、沢山の参列者でした。
そして、友達の久しぶりの顔ぶれを見られた。場が場だけに、がっつりと握手をするだけやったけど、会えたことが嬉しかった。それぞれに、それぞれの手の感触があり、その感触から、それぞれにそれぞれの生活を生きていると思った。
友達がいたから?
なぜか・・・涙を流すことはありませんでした。僕の脳が「死」の受け入れを拒否してるのかな?
松ちゃんの大好きな曲がガンガン流れる葬儀場。こんな葬儀は初体験。そして、香典返しの中に添えられた喪主様からのメッセージも僕の心に届きました。
一部ではありますが載せようと思います。
それは、このような文面を見たのは、初めてということと松ちゃんを思うご家族の気持ちが一杯詰まっているように思えたからです。
「音楽を愛し、人を愛した生涯でした」
とにかく音楽が好きで、ギターが大好きな子でした。
職人の道に夢を見いだしアメリカで学び、帰国後「ギター工房デイリートーンギターズ」を開きました。
音楽を愛する皆様のお手伝いができることを、息子はとても喜んでいたはずです。
ただ“商売人”にはなれなかったのが、優しいあの子らしいと感じています。
私達の心には、沢山の面影があります。
皆様のもとには息子が携わったギターや、共に紡いだ思い出があるでしょう。これからも息子は色んな形で生き続ける、それが何よりの慰めです。
次男松岡健は、令和二年一月二日、四十七歳にて生涯をとじました。息子を愛してくださったすべての方へ、深く感謝申し上げます。
京都の片隅の工房に一生懸命頑張った職人がひとりいた、そのことを覚えていてくださるなら嬉しい限りです。
素直に言います。
松ちゃんに出会えて良かったと思う。
くそーー!今頃、涙が出てきた。
くそーー!止まらんくらいに出てきよる。
棺に横たわる松ちゃんに花を手向けた。
その時、僕は松ちゃんに声に出して言った。
また、俺と出会ってくれ。
って。
そして、出棺の時も、
お世話になりました。
ありがとう!
と声にした。
松ちゃんが以前言うてくれました。
“やっしー。ベース続けや”って。
僕の返事は、
続けられるように、頑張る!
みててや!
です。
くそーー!涙がとまらん。
法名 釋浄健。
心からご冥福をお祈りします。