「転校生」だから サッカーが見える
日経ビジネスをいつも通り見ていた。時計の宣伝のページだった。
転校生というキーワードで文を読んでいった。なんと素晴らしい文章だ。転校経験が今の自分を作ったと言い切っている。
それも日本だけの話ではない。フランス・スイスの体験を通してのことだ。グローバルな体験なのだ。
1979年滋賀県出身。転校先の鳥取県の小学校で本格的にサッカーを始める。帝京高校を経て98年鹿島アントラーズ加入。2002年日韓W杯ではフラットスリーの左DFとしてベスト16進出に貢献。05年マルセイユ、06年FCバーゼルに移籍。08年鹿島アントラーズ復帰。プロサッカー選手
鹿島アントラーズ 中田浩二選手
小学校のとき、僕は転校生だった。
横浜から鳥取へ。
見知らぬ土地で、助けてくれたのは、
始めたばかりのサッカー。
プレイで頭角を現し、
周囲に溶け込めた。
フィールドで、僕は転校生だった。
中学でフォワード。高校でボランチ。
プロでセンターバック、サイドバック。
ポジションが変わるとき、
小学校のときの転校生の経験が役立った。
俯瞰して眺め、
自分の立ち位置を瞬時に把握する。
柔軟であれ。したたかであれ。
プロとして、僕は転校生だった。
日本からフランス、スイス、
そして再び日本へ。
海外に渡って転校の流儀が変わった。
俯瞰して役割に徹するだけじゃだめだ。
目立て。バカをやれ。
リーダーを目指せ。
それで初めて周囲の信頼を勝ち取れる。
転校経験が、今の僕を創った。
だから言える。
振り返るな。前を向こう。
変化を楽しめ。未来を変えよう。
10月2日の写真(朝は台風の影響で雨、3時過ぎからあがる)
①台風の影響の雨 ②自分の部屋から ③大沢コミュニティ
④大沢コミュニティに咲く秋の花
⑤台風一過。5時前に虹が出たそうだが三鷹では見れなかった。