三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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コンタクト系4

2005-02-15 02:51:56 | モンスター映画
 ■タイタン A.E.■ ぷはーっ。たまげたクオリティだねどうもこのビジュアルだきゃ。ただでさえ宇宙モノに甘い私ゃすっかり張り倒されました。お話なんかどうでもいいんです。いきなり地球が爆破されるわぷよぷよした浮遊ゴーストが宇宙船と併走するわ氷の結晶群を縫って追っかけっこが展開するわほんともう。3D-CGと2D-アニメが混在するという巧まぬシュールさも効いてるし、いやしかしまぁ、フルCGか人物実写でやってくれたらもっと迫力あったんだろーな。やっぱ2D-アニメじゃ表情に限界あったよ。惜しかったな。あと、ナイスな形態のドレッジ登場場面はドレッジ語を翻訳する英語字幕が強制的に出ちゃうのがちょっとな。地球人を絶滅せよとかなんとかどーせわかりきった台詞に決まってるんだから結構よ、せっかくの映像邪魔してくれなくても。なお、これが「コンタクト系」である理由は、ドレッジと通じている裏切者がなんとメインキャラクターに居りましたとさ、という半オチゆえ。てことで。
 ■ゴッド・ディーバ■ なんだか思いっきりわけわかんないお話で、そこが得点源。たしかに『フィフス・エレメント』(コメディ系1参照)からコミカル味脱臭しただけの類似作っぽいが、メイン3人(かな)以外全部CGという芸術的工夫がなかなかイッちゃってて、都市空間ビジュアルも痺れさせてくれて総合点こっちが遙か上。ただ疵もやたら多くて。エイリアンだかミュータントだか、どーせCGでしつらえる以上もっと異形混ぜてよ。あとホルス(おなじみ古代エジプト神そのまんまの例の姿は良かったね)はノドんとこに顔なんかあるべきじゃなかった。あとヒドイのは、最後の大期待を担った赤シュモクザメ来襲(バスタブ壊しての出現場面はどよめきモノだったっすよ!)とくりゃてっきり鷹対サメの大決戦と喜んだのに(当然でしょう!)何すかあのビーム一発ってのは。あんなんで幕引かれたんじゃ、カタルシス不足もいいところ。あれで今までの力作CGが一挙にチャラ、駄作の部類に掃き捨てたくなりましたわい。ほんとにもう。
 ■ザ・サイト■ これをモンスター映画に入れてるようじゃおしまいだけど、『アザーズ』(陰鬱ホラー系2)も許容したことだしね。でこれ、霊視もののオカルトホラーかと思ってたら半分以上ミステリーかい。サイコサスペンス気取りの。にしてもエレベーター内の鏡に映らない亡霊が電車の窓には映ってたりね。まあ矛盾とは言えませんけど。てわけで霊視者が突如能力に目覚めて亡霊たちと協力するってなお話なんで、一応コンタクト系に入れてみました。全体まあ次々何かしら休みなく起こってくれるんで退屈はしないけど、最後にああいうシュールで落とすんだったら露骨モンスターが一匹くらい出てきてもよさそうなモンだったなあ。しかし正直のところあのラストの意味わっかりませーん。