三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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バイオハザード系2

2005-02-23 23:42:20 | モンスター映画
 ■バイオハザードⅡ アポカリプス■ はあ? のっけから何始まりまくってんの? てか無益に騒々しすぎてどうもなんとも、長目のプロモーションビデオかよって感じ。アクションずくめでメリハリなくて、メジャー色濃すぎて、ヒロインも似たようなのが2人半いるので集中しづらいことこの上なし。第一作(バイオハザード系1参照)はあんなスグレモノだったのに、これ期待はずれ以下でした。
 ■ピラニア■ これ意外と面白え。『ジョーズ』をパクりましたと自ら映像内で宣伝してる程度の作品だが、どうしてどうしてコメディ味がなかなかのもの。おとなの馬鹿さ加減は言うに及ばず、子どもまでが引きこもり的に味出しまくってる。しかも子ども大勢犠牲になって血ぃ出しまくってるし。よくやってくれました。それよりなにより、前半の生物兵器研究所内にちらちら出てきたハリーハウゼン風変てこクリーチャー。あれいいね。動いてるのだけでも3種類くらいいたでしょ。てっきりピラニアオンリーの映画かと思ってたところあんなのに出てこられて、いやぁトクしちゃったよ! こういう予期せぬ収穫こそモンスター映画の醍醐味ですね。正直ピラニアなんかどーでもいいからあのクリーチャーたちにもっと御登場願いたかったなあ、誰に気づかれることもなくあのワンシーン以後一度も姿見せなかったじゃない。(そこが何とも奥床しくていいっちゃいいや、こんな通俗のロクデモ映画にしては)
 ■殺人魚フライングキラー■ 『ピラニア2』ってわけだけど、正編に比べだいぶ劣るなあ。空飛ぶ生物兵器ってのは確かにただのピラニアよりゃ進化してるし、トビウオっぽいのが歯剥き出して大挙飛びかかってくるのはビジュアル的にまあまあおっかないけど、最初に死体から一匹飛び出して看護婦を襲ってガラス破って去ってくとこなんか素晴らしすぎて笑っちゃったけど、なんかいまいち金足りなかったのかねぇ、人間+殺人魚飛来の共存映像が乏しかったですぜ。あと音楽がさ。オープニングとエンディング、どーしてああも俗っぽい音楽にするかね。格調のかけらもナシ、よっぽど観るの中止しようかと思ったぞ。
 ■スネークヘッドテラー■ いつもながらアルバトロスって誇大広告よな。ジャケット表紙は大ウソだし、裏写真にあるクジラ大の雷魚はごく一瞬しかお目見えせず、しかもラスボスっぽいあれが同一個体だとするといつのまにか十分の一に縮んじまってるではないの。しかしキャーキャーキャーキャーうるかったなあ、ギャル二人のべつまくなし。たかだかあれしきのクリーチャー相手じゃ悲鳴は小出しに使ってよってばよ。そもそもあれだね、高圧電流のあんなんアバウトな戦法で一網打尽にできるなら、最初っから毒なんか撒かんでそれやっときなさいよね。あ~あ、また凡庸なモンスターパニック観ちまったわい。(ちなみにこの映画のモンスターは人為的な変異生物ではなく偶発的なゴジラパターンなので、広い意味でのバイオハザードってことで)