■デッド オア アライブ 犯罪者■ お買い得だったな、これ。ただの犯罪アクションかと思ったら広義のモンスターものにしっかり入ってるじゃん。ついでに何がイイって固有名詞つきの人物全員死んでキレーさっぱり。名前のなかったその他大勢も全員死んで、画面に出てこなかったやつらさえ全部死んでホント爽快。しかしあれを最後にやったからいいものの（あれって布石なかったよね？）、もし途中でやってたら『ジーパーズ・クリーパーズ』や『ドリームキャッチャー』並みの顰蹙を買ってたんだろうな。賢い作り方ですよ。それにしても妻子の殺され方がサイコー。ドカーンの直前、２千万円の手術控えた娘がチラッと城島を見上げるわけだな。情愛も感謝も尊敬もないムスメの無関心な視線。張り合いない無駄な家族愛のためにヤクザから金引っ張り最後死闘になだれ込む刑事哀れやなー……とそこまでの悲哀悲惨ずくめのストーリーに嫌気がさした無垢な観客がいたとしても、オチならざるオチの支離滅裂ぶりによって俄然、お笑い的に救われた感想を抱けたのではなかろうか。そりゃみんなで死んじまえば喜劇だもんな。で改めて、ドラゴンボールが炸裂しちゃった以上、これって当然モンスター映画ってことで異論ありませんよね。
■デッド オア アライブ 逃亡者■ これ、羽生えたりコウモリ群に変身したりするのは〈象徴表現〉だろうからモンスター映画とは言いがたいわな。シリーズの真ん中ってことで、まあついでに。アクションが控えめになったぶんシュール度とコメディア味アップして面白いっちゃ面白いんだけど、孤児院モノってどうも、いくらニヒルに演じられても「タイガーマスク」世代としては鬱陶しい。もーっとナンセンスにしてくれないと、バランスとれないよ。あと子ども時代の回想場面意味わかんなかったんだけど。あのトーンだったら、注意散漫で観ててもハナシつかめるようにしてほしかったなあ。ナンセンスとただの意味不明はかなり違うんで。
■デッド オア アライブ FINAL■ 思わせぶりだし。よくあるハナシだし（フィクションの中では）。アクションかったるいし。３作中一番テンポ悪かったな、残念ながら。せっかくこれがＳＦやってる度一番だったのにね。末尾顔見せ程度ながらちゃんとメカニックモンスターがオチを務めてたし、でもなあ……「犯罪者」「逃亡者」のシーンでコラージュやって無理に繋がり感搾り出そうとするくらいなら、親分のカリスマ性濃くして、ディストピア談として徹底させてほしかったなァ。あ、ただ最後のカンフーだけは、短時間なりにクオリティ高かったと思いますよ。
■ヴァン・ヘルシングvsスペースドラキュラ■ なにこれ。くっだらね～なあ、当然あのヴァン・ヘルシング、あの吸血鬼ハンターかと思うでしょうが。ただの同姓同名でやんの。んでただの人だから何の取り柄もなくいいとこなくぶっ殺されちゃう。吸血鬼化したところを仲間に刺され退場。なさけねー。ドラキュラもただのオッさん、ドアに片腕挟まれただけでおしまいときたし、アクションゆるゆる、ＳＦＸ皆無。ほとほと安い映画だねえ。宇宙ものでこれほどビジュアル地味にやっつけちゃったとはな。『ヴァン・ヘルシング』に思い入れあるわけでもない私ですら、怒るよほんと。
■富江■ ちっ。『バスケットケース』（フリークス系１参照）的インパクト期待したのにョ。ポータブルタイプのクリーチャーとくれば当然さ。それが何とも恥かしすぎるタルみっぷりときた。俳優さんたちみんな演技過剰が空回りして観ててヤキモキしちゃう。テンポ異様ぉーに悪いし。99年の映画とは思えぬ60年代並みの画質だし。「持ち物検査を始めまーす」からいよいよ救いようのないチンタラぶりへ堕ちてゆくし。意味深に始めかけたこと全部途中で放り出してるし（風呂場の溺殺オジサン誰だっけ？）。結局何一つ意味わかんないわけだけど、意味不明とナンセンスは全然意味違いますから。そこんとこ間違えないように。
■海底大戦争■ あ・ら・ら・ー・・・。ツッコミ入れる気も起きないこういうのってど～反応したらいいんだろナ。弱っちゃうねどうも。悪の首領は高笑い・女は悲鳴あげまくり・改造人間はバンザイ威嚇・潜水艦や基地はミニチュアセット丸出し・科白は頓珍漢・アクションはスローモーにして行き当たりばったりと規格コースのヘナチョコぶりがあまりといえばあまりなので解説読んでみたらアメリカのテレビ放送向けらしいな。千葉真一以外ほとんどアメリカ人てのはそういうことか。しかし改造人間はどいつもこいつも銃持って撃ってんじゃないですよ、生身で襲って来なさいよモンスターのくせに。仮面ライダーの一エピソードとしても没レベルのこの、粗末極まる脚本とビジュアル、こういうのって演じてる俳優さんたち悲しくならないのかな……同情をもってあんぐり見つめてしまいました。唯一、ワーストランキングで別扱いの代物。しかしほとほと俺も最後まで、よく黙って観通したものよな、コンナノ。
■デッド オア アライブ 逃亡者■ これ、羽生えたりコウモリ群に変身したりするのは〈象徴表現〉だろうからモンスター映画とは言いがたいわな。シリーズの真ん中ってことで、まあついでに。アクションが控えめになったぶんシュール度とコメディア味アップして面白いっちゃ面白いんだけど、孤児院モノってどうも、いくらニヒルに演じられても「タイガーマスク」世代としては鬱陶しい。もーっとナンセンスにしてくれないと、バランスとれないよ。あと子ども時代の回想場面意味わかんなかったんだけど。あのトーンだったら、注意散漫で観ててもハナシつかめるようにしてほしかったなあ。ナンセンスとただの意味不明はかなり違うんで。
■デッド オア アライブ FINAL■ 思わせぶりだし。よくあるハナシだし（フィクションの中では）。アクションかったるいし。３作中一番テンポ悪かったな、残念ながら。せっかくこれがＳＦやってる度一番だったのにね。末尾顔見せ程度ながらちゃんとメカニックモンスターがオチを務めてたし、でもなあ……「犯罪者」「逃亡者」のシーンでコラージュやって無理に繋がり感搾り出そうとするくらいなら、親分のカリスマ性濃くして、ディストピア談として徹底させてほしかったなァ。あ、ただ最後のカンフーだけは、短時間なりにクオリティ高かったと思いますよ。
■ヴァン・ヘルシングvsスペースドラキュラ■ なにこれ。くっだらね～なあ、当然あのヴァン・ヘルシング、あの吸血鬼ハンターかと思うでしょうが。ただの同姓同名でやんの。んでただの人だから何の取り柄もなくいいとこなくぶっ殺されちゃう。吸血鬼化したところを仲間に刺され退場。なさけねー。ドラキュラもただのオッさん、ドアに片腕挟まれただけでおしまいときたし、アクションゆるゆる、ＳＦＸ皆無。ほとほと安い映画だねえ。宇宙ものでこれほどビジュアル地味にやっつけちゃったとはな。『ヴァン・ヘルシング』に思い入れあるわけでもない私ですら、怒るよほんと。
■富江■ ちっ。『バスケットケース』（フリークス系１参照）的インパクト期待したのにョ。ポータブルタイプのクリーチャーとくれば当然さ。それが何とも恥かしすぎるタルみっぷりときた。俳優さんたちみんな演技過剰が空回りして観ててヤキモキしちゃう。テンポ異様ぉーに悪いし。99年の映画とは思えぬ60年代並みの画質だし。「持ち物検査を始めまーす」からいよいよ救いようのないチンタラぶりへ堕ちてゆくし。意味深に始めかけたこと全部途中で放り出してるし（風呂場の溺殺オジサン誰だっけ？）。結局何一つ意味わかんないわけだけど、意味不明とナンセンスは全然意味違いますから。そこんとこ間違えないように。
■海底大戦争■ あ・ら・ら・ー・・・。ツッコミ入れる気も起きないこういうのってど～反応したらいいんだろナ。弱っちゃうねどうも。悪の首領は高笑い・女は悲鳴あげまくり・改造人間はバンザイ威嚇・潜水艦や基地はミニチュアセット丸出し・科白は頓珍漢・アクションはスローモーにして行き当たりばったりと規格コースのヘナチョコぶりがあまりといえばあまりなので解説読んでみたらアメリカのテレビ放送向けらしいな。千葉真一以外ほとんどアメリカ人てのはそういうことか。しかし改造人間はどいつもこいつも銃持って撃ってんじゃないですよ、生身で襲って来なさいよモンスターのくせに。仮面ライダーの一エピソードとしても没レベルのこの、粗末極まる脚本とビジュアル、こういうのって演じてる俳優さんたち悲しくならないのかな……同情をもってあんぐり見つめてしまいました。唯一、ワーストランキングで別扱いの代物。しかしほとほと俺も最後まで、よく黙って観通したものよな、コンナノ。