花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

ユーモアの分かる生徒

2013-08-14 | 日記
 1年生で不定代名詞のoneを教えた。
 「特定のものを指すのが、"it"で、不特定のものを指すのは、"one"です。犬がoneと吠えれば、どれか一つの餌さがもらえるよ」と教えた。
 次の行に、twoが出ていたので、「この数字を犬語で発音してくれ」と言ったら、伸也が期待通りの答えをしてくれた。
伸也の答えはもちろん、「ワン、ワン」でした。
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制服の乱れは・・・

2013-08-14 | 日記
 最近、高校生の制服の乱れがひどくなっている。私の学校でも、先生方が毎朝校門に立って指導している。いま先生方の悩みの種は、携帯電話と制服と着崩しにあるようだ。制服の着崩しは、過度でなければ一人ひとりの個性を表す手段となるし、自己表現の一つの方法であるかもしれない。しかし、過度の着崩しは周囲の人たちに不快感を与える。大人からは「人間性が乱れている」と取られても仕方がないだろう。また、女子高生の無防備な身なりが異性を刺激し、淫らないたずらや事件に発展している。
 服装検査が時々行われるが、学校側が躍起になって正しても、生徒の方は検査が終わればまたもとに戻してしまう。まるで、いたちごっこだ。学校側が厳しくし過ぎれば、生徒は怒りや反抗心を先生に対してだけでなく、社会や大人にまで向けるだろう。
 高校時代にしか着られない制服。私の学校はデザイナー・ブランドの制服である。私は、この制服に愛着を持って、上手に着こなしたいと思っている。ー絵里
                        (これは、2年生の絵里の作文です)
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わたし汗っちゃう

2013-08-13 | 日記
『私汗っちゃう』

梅雨明け間近のジメジメした真夏日。教室にはエアコンなどない。生徒はうちわや下敷きを使って顔を冷やしている。扇子を持ち込んでいる者もいる。
 「おい、先生が我慢しているのに、君たちは態度だでかいぞ。下敷きくらいなら可愛いが、扇子を使うなんて、いい身分だな。と言ったら、
 「せんせ~、僻(ひが)んじゃダメだよ。私が煽(あお)いであげる。」と由香里。
 「ありがとう。でも、先ず期末試験の答案を返すから」

答案を返却して、解説を終えて、時間が余ったが、授業する気になれず、
「扇子を使うなんて、センスが悪い。答案を見れば冷や汗出るから、エアコンなくてもクールダウンだ。『答案を 見てかくものは 恥と汗。だから今日はアセらずにやろう。」などと、親父ギャグを連発していたら、
由香里が、「せんせ~、早く授業をしてください。」と言う。
 「おお、そうか。今日のゆかりはやる気満々だね。」と皮肉っぽく言うと、
 「違うってば~っ、せんせいの寒いギャグ聞いていると、わたしアセっちゃうよお~」。


 
  
  
コメント (2)
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