名所旧跡でもなければ、文化財でもない。それでも何故か強烈なインパクトを残す建物がある。町で見つけたそんな建物をモノクロで撮ってみる。シリーズというほどではないけど、今日明日の2回掲載しようと思う。
まずは元は商店だった建物である。現役世代の頃は知らない。でも今でも店舗の前にはタバコの自動販売機が置かれ、それはまさかの稼働中だった。この建物はカラーでも素晴らしい色をしている。それは色というより、積み重ねてきた年月が折なす彩の化粧という方がぴったりくる。もちろんモノクロで撮っても凄い。この迫力に気圧されつつ、いつも僕は撮影している。午後の光を浴びて、色濃い影を織りなす建物。生半可な気持ちでは対峙できない。キリスト看板が異様な存在感を発揮している。「さばきにあう」。さばきハウスと密かに呼んでいることは秘密にしておこう(言っているやんけ)。
LEICA M10 MONOCHROME / Summicron M35mm ASPH
仰る通り良い光が当たっていました。
午後早い時間なのですが、何故か斜光っぽく見えました。本来は悪条件ですが、この建物にとっては美味しい光でした。
それにしても「さばきハウス」。勝手に(こっそり)呼んでいましたが、もう「さばきハウス」以外に見えなくなりました(笑)。
追伸:シャッターではない鎧戸のようなもの。良い質感でした。閉めるとき、大変だったのかなと想像しました。
ひ弱な現代アートを凌駕する、本当にその通りだと思います。
ちなみには「死後さばきにあう」という日本酒があります。ほぼ看板通りのデザインで一種のパロディなんでしょうが(良いのか)。、いつか手に入れて飲もうと思います。
看板は、一連のキリスト看板のなかでも特にインパクトがあるものです。すごいですよね(笑)。
写真を愉しく拝見し、記事を興味深く拝見しました。
1枚目の画は、題名に違わず「衝撃=インパクト」だと思いました。旧い商店の建物の存在感と、当たっている光に浮かび上がる感じが強く印象に残ります。シャッターとも違う-「鎧戸」とでも呼ぶのでしょうか?―モノで出入口が閉ざされ、長く使われていない様子が示唆されています。「これから如何いう具合になって行く?」という興味も湧きます。
そして名付けて「さばきハウス」です。看板が存外に大きく、少し驚きました。これはかなり目立ちますね!
愉しい画に感謝!!
歳を重ねた物の圧倒的存在感。
ひ弱な現代アートなど、足元へもよれませんね。
さばきハウスを見ているこちらが、さばきを受けているかのようです。
モノクロにぴったりの景ですね。
特に壁のポスターが雰囲気出してます^_^