TOTO ジャパンクラシック瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)第2日
スキがない。そして、はた目から見る限り、感情の起伏がわからない。古江彩佳の強さはこのあたりにある。「最初、ドタバタしたけど、バック9でバーディーがたくさん。良かったです。ショットの調子が良く、チャンスでパッティングが楽に決められた。何も考えていないというか、無心でプレーできたと思います」。
抜群の安定感が売り物だが序盤の2、3番で珍しく連続ボギーを叩いた。「2番は難しいコースだから仕方がない。パー3の3番は第1打、ボールが落ちるところが悪かった。ピン奥から下りの難しいパッティングだったし、ボギーでおさまって良かった」と振り返る。まだ21歳。あわててしまっても仕方がない局面にもかかわらず、百戦錬磨のベテランのように、落ち着いていた。表情も変わらない。
そして、反撃へ出た。4番、残り128ヤードの第2打を3メートルへ。バーディーを奪った。前半は6番でもバーディーを。これが私のスタイル-をアピールした。
JLPGAツアー通算5勝をあげたのは、秋から冬にかけてだ。なぜ-の質問へ、「残り試合が少ない。もう、頑張るしかありませんね。私、追い込まれると強い」。サラリといってのけた。
後半も危なげないプレーを展開。ノーボギーはもちろんだが、4つのバーディーを積み上げた。10、16番ではそれぞれ、50度で30センチにつけるスーパーショットを披露する。18番第3打では54度で、1メートルへ。あすにつながるバーディーフィニッシュは、実に見事だった。まさに、オールラウンダーの面目躍如といっていい。
「50度のウェッジが好き。105ヤード前後の距離で使う。特別に練習しているわけではないけど、手になじんでいる」とも。一方で、常に疲れた表情を見せたことはない。いつも涼しい顔でにっこり。
「体力には自信が、なくはない感じです。トレーニングをそれほどしているわけではないし、ランニングぐらいかなぁ」と、決して自身をひけらかすこともなかった。両親から健康な体をプレゼントされたということか。トッププレーヤーは、人一倍の努力を重ねていることを口にしない共通点がある。
なぜなら、プロは結果がすべてだから-。
貼り付け元 <https://www.lpga.or.jp/news/info/51750>
以上、日本女子プロゴルフ協会
現在2位だが、本命は古江だと思う。
ショット、パットの安定感は抜群であり、強い。
最終日まで、この戦い、目が離せない。