先日、ニュースを観ていましたら、今年2015年の商業地域の地価に関する話題をやっていました。
今年の地価上昇率第一位は、南船場の3丁目地域だそうです。
当店のある南船場4丁目からも歩いて、御堂筋を渡ってすぐにある「アディダス」専門店の前辺りだそうです。
当店周辺の地価は一時、地価が下落したりしましたが、最近は横ばい状態が続いたりしてさほど話題には上がりませんでした。
それが、この一年足らずの間に全国一位を獲得するなんて、驚きです。
理由を聴いてみると、納得です。外国人観光客の爆買いツアーによるものが影響しているようです。
外国人観光客の買い物客をターゲットにした免税店が増えた影響で、テナントの賃貸料が上がり、その影響で地価を上昇させる結果に
繋がったようです。
地価上昇率第二位も大阪ミナミの千日前通りの面する地域ということで、やはり外国人観光客が多く集まる地域です。
たしかに、平日、土日に関係なく、この一年は、南船場地域や難波周辺は、外国人観光客を見ない日はありませんでした。
毎日のように、長堀通りに大型バスが停まり、大勢の方が降りて来られ、たくさん買い物をして、またバスに戻られます。
かなり、地域的に、その買い物で、潤ったようです。
しかし、このブームも最近は、陰りが見え初めている雰囲気があります。
ご存知のように、好調だった中国経済が今、一時のような爆発的な元気がありません。
有識者の中には、「かつての日本のバブル経済崩壊の時のようだ。」と語る方もいます。
最近は、そのためか、外国人観光客も数が減った気がします。買い物の量も減ったような感じですね。
そう考えると、爆買いもブームとして、しだいに鎮火していくのかもしれません。
商売に携わる者として、この現象も、何かの教訓なのかもしれません。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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