富山滞在2日目の夜。
私自身が今回の帰省でメインイベントに考えていた「城端むぎや祭り」へ。
息子は、義父母に預け、家内と二人で行ってきました。
この日と前日の二日間、城端の街は、各地で麦屋節のお囃子が流れ、笠踊りと謂われる踊りが催されます。
私たちは、善徳寺という場所の山門の特設ステージで観ました。時間が遅かったので、間に合うかなと思っていましたが、何とか
城端の方々の出番には間に合いました。
麦屋節や笠踊りは、無形文化財に指定されている富山の伝統芸能のひとつです。
平家の落人たちが、城端や隣の五箇山の地に逃れ、慣れない農作業の合間に唄い踊ったと謂われています。農作業の衣装を着たり、笠を
持って踊るのが特徴です。
またこの地域の方々は、この伝統芸能を伝えるため、幼稚園児から踊りを覚えます。
幼稚園児の可愛らしい踊りから、小学生、中学生、青年部と、次第に踊りが綺麗で上手になっていくのが分かります。
終盤になると、「越中五箇山麦屋節保存会」の方々が踊られました。
やはり、保存会のキャリアでしょうか、皆さん、キレキレの踊りで、とても格好良かったです。
そして、私が一番観たかった「越中五箇山こきりこ節保存会」の方が、「こきりこ節」のお囃子で、「ささら踊り」を披露されました。
これも、富山の無形文化財に指定されている伝統芸能です。起源は、大化の改新頃と謂われています。
ささらという木の楽器も持って「ででれこでん」という独特のお囃子で踊ります。
お囃子の方も烏帽子を着けたり、踊り手さんも衣装が独特で、大変優美な踊りです。
富山では、来客には、「唄と踊りが最高のもてなし」と謂われています。
そんな最高のもてなしを受けた夜でした。
この続きは、また次回に・・・。
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