先日、「日展大阪展」に行ってきました。
研修という名目のため、受付で一応領収書も頂いてから入場しました。
「日展」とは、日本美術展覧会として開催されている総合美術展のことで、明治40年を皮切りに始まり、最初は、文展といわれ文部省美術
展覧会として始まったようです。その後、帝展と呼称が変わり、昨年、組織改革があったそうで、改めて日展という呼称となったそう
です。
会場は、天王寺公園内にある「大阪市立美術館」です。
つい最近まで、改修が行なわれていて、この日展がリニューアルされて初めての催しのようです。
会場内は、圧倒的に、洋画と書の展示物が多かったように思います。作品自体がかなり大きく、油絵だけでなく水彩もあったようです。
残念ながら、彫刻や工芸美術の作品は全体的に少なく、中でも木彫や銘木を使った工芸作品があまりありませんでした。
それぞれの作品が、作家の方々の独特の世界観を現わしていて、独創的な世界を形作っていました。
ただやはり、分野としては、どれも新進系の現代芸術というジャンルにはいるのでしょうか。
芸術作品として理解するには、それなりの見識が必要だと感じました。
私の場合、工芸品として、商品の企画などに生かせないかという視点から観ているので、どうしても邪念が入ってしまいます。
他の鑑賞者からするとご指摘を受ける態度かもしれません。
今回の鑑賞を通して、「アーティスティックな世界を理解する見識」をより磨く必要があるなと感じました。
【工芸品ショップ泉亀】
http://www.izukame.com