昨夕、今日の移動運用の準備中に発見したことふたつ。
ひとつめはPCからのノイズが無線機に入って来ているということ。
正確には『JTDXを立ち上げると、USBケーブル経由で無線機にノイズが立つ』となります。
ふたつめはアンテナチューナー(AH-705)のコントロールケーブルからもノイズが入って来ているということ。
上記ふたつ合わせてSメータ読みで概ね2ほどノイズがあります。
どんぶり勘定ですが、内訳はUSBケーブル経由がS1.5、ATUコントロールケーブル経由がS0.5のような感じでUSBケーブル(JTDX)からの方が大きいです。
これまでの2回の移動運用で気づかなかったのは、屋外という好ロケーションのため信号強度がノイズに勝っていたためだと思います。
USBケーブルからのノイズに気づいたのは、ベランダに設置したアンテナでFT8信号を何の気なしに受信していた時でした。
USBケーブルを抜いた際に、IC-705のバンドスコープ上のFT8信号のスペクトラム数が明らかに増えたのが判りました。
ノートPC自体からのノイズか?と思いましたので、ノートPCとIC-705の距離を近づけたり離したりしましたが変化なし。
そこでUSBケーブルを挿しなおして、まさかとは思いつつもJTDXを終了させてみました。
するとどうでしょう、ノイズ下の信号が見えるようになります。
念のため、運用時に同時立ち上げするLogger32とBktTimeSyncでも確かめましたがこれらは関係なし。
そこでUSBケーブルにクランプコア(パッチンコア TDK製ZCAT2032-0930)でノイズ対策を。
最初はPC側に2回巻(1回だけ回す)をしたものを3個装着。内部が繊細なUSBケーブル保護のためにも1回だけ回すのが良い気がします。
やたら何回も回すと断線だけでなく線間容量が増えて逆効果になるかも知れませんし。
これでだいぶ良くなりました。S1.5程度振っていたノイズがS0.5くらいという感じ。
そこであとひと押し。
PC側に追加装着しましたがそれほど変化なし。
そこで同じ要領でIC-705側に3個装着したところ効果あり。
都合、IC-705側に3個、ノートPC側にも3個を装着。
ノイズが完全消滅したわけではありませんが、IC-705のW/F画面の濃淡でも何となくノイズ?というほどまで低減。
これで体感的にはS1.5のノイズがS0.1~0.2まで減少した感じ。
次にAH-705のコントロールケーブル。
ちなみに昨日、名古屋大須の電材屋さんで5メートルのオーディオケーブルを買ってきました(前回購入した10メートルはちょっと長いので)
税込み560円。
こちらの方もUSBケーブルと同じ要領で、無線機側とATU側の両方に3個ずつ装着。
S0.5のノイズはほぼ消滅。
USBケーブル、ATUコントロールケーブルからのノイズ、Sメータ読みで合計2ほどあったものがほぼ消滅。
移動運用で信号強度が大きいとついつい見逃しがちな部分でした。
FT8通信において大きなアドバンテージになると信じて、今日午後からの移動運用を楽しんで来ようと思います。