非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

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理論良く分かりませーん!

釣竿アンテナのぶら下げエレメント長について

2012-05-28 22:17:07 | SD-330
釣竿エレメントは一直線に延ばすか、それとも先端から若干ぶら下げる形で容量を稼ぐような感じが良いかなと思っています。
このブログをご覧の方の中で、釣竿エレメントをお使いでぶら下げエレメント長について体験されている方はおられないでしょうか?私の場合は、水平エレメント長の50%を超えてくるとNGのような感触を受けています。教科書に書かれていることは理解できるのですが、実際の運用となってくると環境条件等々、千差万別かなと思います。

先日まで実験的に使っていた3.6メートルの釣竿エレメント、先端からは約2メートル程度ぶら下げていました。これは水平エレメントの半分以上の長さを占めていました。1.9MHzの飛びに不満でしたので、ぶら下げエレメント長を1メートル程度にしました。
コンディションの日差が激しいので、経過観察してみます。

体験談をお持ちの方、是非とも御教授ください。




給電点付近~カウンターポイズの状況

2012-05-26 15:33:10 | 接地/カウンターポイズ

今回はカウンターポイズの接続方法やカウンターポイズの設置形態について紹介したいと思います。

Imgp1472_4
まずは給電点付近の写真から。給電点のグランド側にボンディングワイヤーを取り付けて、最短距離になるように折りたたんでインシュロックでまとめています。ボンディングワイヤーは丸端子がもともと付いていましたので、この端子と長めの螺子を使ってカウンターポイズの線材をまとめています。(写真中央下部の赤黒や緑の線がカウンターポイズです) ここからカウンターポイズは1メートル下のベランダ床面に向かっています。

Imgp1490
写真が暗くてちょっと見えにくいのですが、中央に上下に延びているのが約50本のカウンターポイズです。残りの20本はベランダの手すり下部を水平に延びています。

Imgp1492
見た目には50本もない感じですが、右のほうの黒い線材は細くて見えにくく実際の本数よりも少なく見えます。そして写真のとおりカウンターポイズがインシュロックタイでまとめてあるのが見えますが、これは試行錯誤の結果この形態になりました。狭いベランダでは銅板を敷いたり、ベランダ全体に線材が展開するようにカウンターポイズをなるべく分散させる方法が紹介されていることが多いのですが、我が家では別の方法をとりました。

Imgp1155
約4メートルのベランダに上のように展開しています。(注: 上の写真では赤黒線の上に黒い線がグチャグチャに置いてありますが、この線は現在は撤去しています。この線は100メートルもありますが、長いものを敷いたらどうなるかなと思って実験しました。見かけ上のVSWRには変化はありませんでしたが、飛びが劣化しましたので後日撤去しました)

本当ならばエレメントを中心として放射状に直線的に設置できれば良いのでしょうが、とにかくベランダが狭くて・・・・・そんなこんなで試行錯誤の結果たどりついたのがこの写真の形態です。50本のカウンターポイズは全てまとめていて、いわば一本の太い線のような状態です。いずれにしてもこの形態が我が家では一番良く働いてくれています。

Imgp1484
Sメータの振りは感度の良し悪しにあまり関係ないと思うのですが、今朝の7MHzの受信状況です。スコープ上の白色の波形がリアルタイムの状況ですが、実際の状況はこれに加えて青色の波形も入感していますので、バンド全体で非常に良好に受信していることが分かるかと思います。ちなみにスコープの左端が7.000KHz、右端が7.200KHzです。ノイズについてはスクリュードライバーアンテナの利点でしょうか、都市部の住宅街にある集合住宅ですが、Sメータで1以下でとても静かです。CWモードで帯域フィルターとオーディオピークフィルターを効かすと、無線機やアンテナが壊れているかと思うくらい静かです。

午前中の記事の写真に、給電点の下のタッパウェアが写っていますが、これは自作のコモンモードフィルターです。これを入れると安定します。コモンモードフィルターもバランも似たようなもの。また近いうちに写真付きで紹介します。


給電点付近の状態(設置編)

2012-05-26 10:19:15 | SD-330

おはようございます。

今回は主に設置の仕方について紹介します。また記事を改めてカウンターポイズの状況についても書いてみたいと思います。

カウンターポイズについては数本から徐々に本数を増やしてきましたので、どの程度の改善があったかは定量的には説明できませんが、定性的には「劇的な向上」と言っても良いかと思います。でも、数本のカウンターポイズの時も決して飛びが悪かったということでもなく、今使っているSD-330を設置して最初の交信は10MHzでUT7と579/579でした。

まずは給電点付近の全体像からです。

Imgp1471

上の写真でSD-330を支えているポールに注目して下さい。結構、ポールの先端にアンテナを取り付けていることが判るかと思います。それゆえにポールにはそこそこの荷重が掛かっているのですが、あえてこの位置です。

SD-330のコイルの下の部分(写真ではSD-330のシールが張ってある部分あたり)が、このポールに接近すると一気に効率低下です!このコイルの下の部分の黒い円筒部分はエレメントとして動作していますが、アンテナを支えている銀色のポール部分は写真からもわかるようにアンテナGND側と導通があります。つまり、アンテナの黒い円筒部分と銀色ポールの接近は、ホット側とグランド側の接近ということになり、悲しいかな悪さをしてくれます。。『そんなのわかっているよ』と笑われてしまうかもしれませんが、これも色々と位置を変えつつ今の位置に落ち着きました。

これと同じような失敗談を紹介します。これはがっくりするくらい悪かったです。私は5階部分のベランダで運用していますので、アンテナの落下とか(世間の目も(笑))色々と気になっています。最初、アンテナの落下防止策として、SD-330のコイルの下の部分(上の写真ではシールの5センチくらい上)にインシュロックを巻いて、そこにステンレスワイヤーを接続してベランダの手すりに止めていました。これ、最悪でした。VSWRはどのバンドでも落ちるんです。でも聞こえない飛ばない・・・・・この失敗例も先ほどと一緒でホット側とグランド側の接近?いや接続ですね。SD-330、まさか黒い円筒部分をエレメントとして使っていると思いませんでした(^^)

先に書きましたようにポールへの取り付けに関してもほんの数センチずれただけでまったく状況が変わってきますので、まずは取り付けに配慮しました。


カウンターポイズ70本に増量

2012-05-22 22:33:09 | 接地/カウンターポイズ

こんばんは。

カウンターポイズを70本まで増量しました。どのように、どれくらい変化したのかは定かではありませんが、とりあえずVSWRもとても良い値を示して安定しています。この状態で10MHzでHK、K7M、7MHzで大パイルアップの8N6JAPAN/6とほぼワンコールでQSOできました。HKとK7MについてはSメーターも9を超えてくれていて何となくいい感じかなと・・・・・

これまで試行錯誤してやってきましたが(これからも悩むのでしょうが(笑))、ここ最近また新たに体験できたことがありますので紹介します。

ひとつめはベランダに張り巡らすカウンターポイズは、リグの近くに展張するとあまり良い結果が出ないということです。これはパターンを変えて何回も検証しました。張り方や長さ、線材等々、何回も何回も。あくまでも私の場合に限りますが、給電点から見て、リグとは反対方向にカウンターポイズを伸ばした方が確実に良いと言えます。

ふたつめは1.9MHzの運用について。現在、実験的にSD-330に釣竿エレメントを接続中です。3.6メートルの釣竿を水平に出して、3.6メートル+2.4メートル(釣竿から垂直にぶら下げる形)の合計6メートルのエレメント。この形態にする前には、以前の記事でも紹介しましたが3メートル程度のステンレス+極細アルミパイプエレメント+即席コイルでした。この両者の比較、後者に軍配が上がります。おそらくですが・・・・・垂直にぶら下げている2.4メートルの仕業かなと勘ぐっています。コンディションの関係もありますので、もう少し長い目で観察しなければなりませんが、今のところは釣竿逆Lもどきは1.9については不満です。相手の信号は良く聞こえているのですが、こちらの信号がうまくアンテナから出ていないようです。シグナルレポート交換全般からの感触です。3メートルエレメント+コイルの時とは違う感じですね。5.4メートルのグラスファイバーポールを入手しましたので、近々に水平部分をもっと伸ばして6メートルのエレメントを作ってみます。(6メートルにこだわっているのは、SD-330のローディングコイルと合わせて10MHzにほぼフルサイズで同調させるためです) 

本当ならば電界強度等のデータを提供したいところですが、私の評価基準が「飛ぶか飛ばないか」、「聞こえるか聞こえないか」ですので、運用実績による満足度で成功、失敗をご紹介することとなりますがどうかお許し下さい。