非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

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理論良く分かりませーん!

CW Skimmer Ver1.9の検証

2016-05-31 19:08:38 | CWSkimmer

昨晩の受信結果は前記事のとおり「CQを出している局がCQ局と認識される事が非常に少ない」ということ。

その原因と言うか理由が何となく判りました。

CQ CQ CQ DE 7K1JRC というのを受信すると、今まではCW Skimmerの右側のコールサインが表示される部分に CQ 7K1JRC  と表示されていたはずです。

しかし、Ver1.9の受信状況を観察していると、CQの後につづくDEを拾い上げて(おそらくこの時点でCQフラグがDEに上書きされるイメージ)、 DE 7K1JRC と表示されるようです。

 

さて、一晩受信してみた結果の一部を掲載します。

まずは当局の結果。

20時(UTC)は4回アップしています。しかも同じ局ですね。(たった2局)

その他の時間も同様の傾向があります。

おそらくこれらの局は、CQ CQ CQ DK2** という感じでDEを打たないのだと思われます。

 

次に同じエリアのスポッター局の状況。

画面に入りきらないので一部ですが、これは全て20時(UTC)台です。

比べものにならないくらい掴んでいますね。

このスポット局とはVer1.8にするとほぼ同じような探知状況になります。

 

次がJAスキマー局の状況。

当局は2回のみのスポットに終わりました。

「いや、いや、それはJRCさんのアンテナとかがおかしいんじゃないの?」って言われそうですが・・・・・

違うんです、DE ****のパターンは溢れかえっているんです。

ちゃんと受信しているけれど、CQ局として認識していないとほぼ断言できます。

「それだったら一旦、Ver1.8に戻して比べてみるか」ということで、結果はこんな感じです。

上の赤枠内がVer1.9で、その下がVer1.8

Ver1.8にした途端、普通にCQ局としてアップ開始(笑)

しかし、CQ局として処理しないVer1.9ですが、こちらの方が解読能力や微弱信号への処理能力が向上している感があるので悩みますね~

この部分はもう少し比較してみる必要がありそうです。

いずれにしてもVer1.9はCQ局認識がNGですが、うちだけの問題なのかという部分もあります。CQかDEかの差であって、とりあえずはしっかり掴んでくれるので、それほどインパクトは大きくないのですが・・・・・

 


CW Skimmer V1.9・・・バグ?【要注意・今後確認】

2016-05-30 21:51:14 | CWSkimmer

何となく挙動がおかしいですね~

信号はちゃんと解読しますが、CQ局をCQ局として認識していないような気がします

下の絵をご覧ください。

BG5局がCQを出していることが、下のデコード画面で確認できます。

しかし、右側にはDE BG5***と出ています。

本来であればここはCQ BG5***のはず。

実際に下のようにRBNではCQ局としてアップされています。

次に下の絵です。

ほぼ同時刻の様子。

この中にはCQを出している局もたくさんいるんですが・・・・・・

どうでしょう、Comment欄には"CQ"として認識しているものが皆無です。

今もこの記事を書きながら14MHzで20分ほど受信しましたが、約40局を掴んでいるもののCQ局として認識しているものは何とゼロ。

普通に運用する分には問題ないと思いますが、RBNのスポッターとしてのサービスが出来なくなります(CQ局のみをアップするので)

支障があるような無いような中途半端な感じですが、念のため上記のデータとともに開発者に連絡してみます。

今回のバージョンアップがCQ局とDE局の解析精度に絡む部分のようですので、ちょっと気になりますね。

とりあえず検証のため一晩受信し続けてみます。

連絡の件も含めまして結果はまた後日。


CW Skimmer更新情報

2016-05-30 16:27:47 | CWSkimmer

前記事でCW Skimmerの事を書いたばかりですが・・・・・

最新版 Ver1.9がリリースされています。

既にお使いの方はサイトに行ってそのままダウンロードすればOKです。

レジキー再入力を求められたりすることはありません。

 

早速使ってみました。

まず最初に画面の輝度、コントラストの再設定が必要でした。

元のレベルのままだと飽和までは行きませんが、そのままだとNGです。

描画される符号が真っ赤!

Ver1.8ではどれだけ輝度やコントラストを上げても、こんなに濃い赤色は出なかった気がします。

 

輝度とコントラストの調整がVer1.8よりはかなり繊細になった気もします。

ですから、ミリミリと根気よく調整する必要がありました。

ただし、上手く調整出来た後は、Ver1.8よりも画面のS/NがかなりFB!

 

それと画面の動きと言うのでしょうか、描画がスムーズですね。

これは上記のS/N向上で錯覚しているだけかもしれませんが、良い印象です。

 

肝心のデコード。

これが向上しているかどうかは不明ですが、悪い方向には行っていません。

もう少し評価する必要がありますが、何か良くなっている気もしますね。

弱い信号も正確に解読している感じもありますし、たくさんの局のコールサインが出ている印象も。

WPXの前に更新に気付いておけば良かったです(笑)


CW SkimmerのCallsign Validation設定

2016-05-30 10:41:49 | CWSkimmer

いつもながらの普通の話です。

受信信号の照合レベルの設定と言う感じでしょうか。

Master.dtaの効果についての検証はしていませんが、4段階の差についてです。

確かParanoidにするとMaster.dta内にあるコールしか表示しない?かな・・・

昨日のWPXを検証の機会として利用してみました。

照合のレベルは上の絵のMinimal,Normal,Aggressive,Paranoidの各段階。

同一受信条件下においての複数回繰り返しによる比較です。

 

結果、やはりMinimalがコールサインを一番多く表示します。

同一時間内で表示を競争させるとその差は一目瞭然です。

Paranoidは何度検証しても、同一制限時間内にMinimalの約半分の表示にとどまります。

 

Minimalの弱点?欠点?は時々、離れた周波数に同一コールサインで表示するところ。

例えば、7K1JRC  21025KHz  30dBが真の信号として表示させたとします。

同時に、7K1JRC  21040KHz  5dBという感じで重複表示してしまうことがあります。

我が家ではNormal以上の設定にするとこの現象は起こりません。

ただ、頻発するわけでもないので、以前からたくさん表示するMinimalにセットしています。

 

残りのNormal,Aggressiveに関してですが、これらはそれなりに活発に表示しますが、

Minimalには及ばない感じ。でも、Paranoidよりは断然表示します。

 

そんなわけで仕様どおりと言った感じでしょうか(以下、CW Skimmer取説の抜粋)

Validation levels

The Callsign Validation setting in the Settings / Calls dialog determines how validation results affect the display of the callsigns. The following validation levels are avilable: 

Minimal;
Normal;
Aggressive;
Paranoid.
The higher the validation level, the more callsigns are rejected.