非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

昼間用の短いエレメント

2013-09-28 10:15:42 | ベランダアンテナ
目立たないようにと作ったエレメントですが、7mの釣竿との比較対象なので、やはり目立つような気がしますね(笑)

これ以上短いと効率の問題も出てくるし(効率は求めてはいないのですが、あまりにも低いと面白くないし)、細すぎても自立の問題があります。で、このあたりが妥協点かなとなったのが、現在の昼間用エレメント。

Imgp2001

水平設置していますので、打ち上げ角はそれなりに高いようで国内には良く飛びます。

特に7、10MHzで良い感触。

昨日、RBNで検証中に14MHzでは何とキプロスからリバースがありました。 さきほども10MHzでイスラエルが聞こえていましたので、中近東方面にも飛んで行きそうな予感です。その先のヨーロッパは難なく飛んでいってくれるのですが、途中の中近東はなかなかの難関です。

エレメントはただのアルミパイプですから、やはりグランドが効いているのかななどと思っています。

写真の赤丸部分。このBSアンテナ用ホルダーとベランダ手すりは導通があります。ここが問題なんです。

自作エレメントを抱かせているパイプや金具とBSマストホルダーにも導通があります。したがいまして、エレメントを取り付けている金属パイプとベランダまでは電気的につながっています。

アンテナエレメントの付け根部分は、ご覧のとおり塩ビのパイプで覆い被せて補強してありますが、この中はエレメントのパイプが入っている訳ですね。

現在、ベランダの手すりは接地には使っていませんので、ホットエレメントのすぐ近くに金属体が存在していることになります。

これに関しては色々な意見があるようですが、私の経験ではあまり芳しくありません。

これ、聞こえるけれど飛ばないということが起こります。電波がベランダに吸い取られるようなイメージ?

という事で垂直部分の金属パイプを非金属体に交換してみようと思います。







エレメント別検証結果

2013-09-27 12:38:06 | ベランダアンテナ
こんにちは。

昨夕、薄暗くなってきてからエレメント別の送受信能力の比較をしてみました。

設置形態がそれぞれに違うことから指向性も異なって来ますので、単純に比較は出来ませんがとりあえずRBN(Reverse 

Beacon Network)を使用しての検証です。

結論から言いますと、7m釣竿>2.5mアルミパイプ(水平)>2.5mアルミパイプ(垂直)です。

受信については7m釣竿と2.5mパイプ(水平)はそれほど差を感じませんでしたが、2.5mパイプ(垂直)はかなり落ちます。

送信能力については、以下にRBNからのリバース結果として記します。

アンテナの設置し直し時間が必要なため数分間のタイムラグがありますが、ほぼ同時刻での検証ということでご了承願いま

す。

7、10、14、18、21、24の各周波数で「CQ CQ CQ DE 7K1JRC」を2回ずつ送信しました。

ATU(AH-4)+ベランダ銅板接地での実施です。


① 2.5mアルミパイプ(垂直)  ※エレメントは屋根の上には出ません。
   7MHzで国内3局(1及び4エリア)から、18MHzでZL2(SNR18dB ※以下、dB数値はSNRを示します。)
10、14、21、24MHzについてはリバースなし。

② 2.5mアルミパイプ(水平)
   7MHzで国内3局(1及び4エリア)とBA5(7dB)、10MHz(1エリア)、18MHzでOH6(8dB)
   14、21、24MHzについてはリバースなし。

③ 7m釣竿(垂直)  ※エレメント4.5m程度が屋根上に出ています。
   7MHzは国内3局(1及び4エリア)、KH6(20dB)、N7(18dB)
   10MHzはKH6(25dB)
   14MHzはOH6(15dB)と国内1エリアから1局
   18MHzはOH2(12dB)
   21MHzはOH6(11dB)
   24MHzはOH6(6dB)
   全バンドでリバースがありました。


上記①~③のうち、同一局からのリバースがいくつかありました。

JA4ZRK(7MHz)→ ①13dB ②22dB ③22dB  ②と③が互角ですね。
JG1VGX(7MHz)→ ① 9dB ②20dB ③24dB  順当な結果でしょうか。 それにしても同じ垂直でも①と③は大差!
JA1LZR(7MHz)→ ① 26dB ②38dB ③なし    もっとも長い③はリバースありませんでした。

①で唯一南方面のZL2からリバースがあったのも面白いですね。

③では実際に、アメリカとヨーロッパの局からコールされたりもしましたので、やはり効率が良いのだと思います。

③を昼間から上げてみたいものです

昼間は②ですが、これは細くて短いエレメントですが国内QSOは全く問題なく楽しめます。昨日も7エリアの方と終始59を維

持しながら1時間近くも7MHzでラグチューが楽しめました。先方のアンテナにも助けられました。












   
 




エレメント別で検証しました

2013-09-26 23:05:37 | ベランダアンテナ
夕刻、竹光化した7m釣竿(垂直)、2.5mアルミパイプ(垂直)及び(水平)の三者について、ほぼ同時刻に比較することが出来まし

た。釣竿については昨日アップした内容の不具合が発覚し、苦闘の末、修復した後の試験的な意味合いもありました。

なるほどという結果でしたが、詳しくは明日アップします。


詰めの甘さ

2013-09-26 07:47:12 | ベランダアンテナ
夏休み中日、今回の夏休みは5日間ですが、5日間も休むと何だか変な感じです。 無線三昧なのはOK。

いつもながらの失敗ですが・・・・・

昨日、竹光化した釣竿エレメントの改造を行いました。

具体的にはエレメントの更なる延長。

釣竿部分だけで7mに。

釣竿から給電点までのケーブルを加えると8m余りです。

これはより7MHzDXを意識したもので、7MHzと10MHzで能力を発揮できるようにしてみました。

ここまでは良し!


タイトルにもあります「詰めの甘さ」・・・

釣竿の根元の給電点への接続ケーブルと、釣竿の先端に取り付けたアルミパイプの導通を測ると・・・・テスターぴくりとも動き

ません。 まさに、(汗)、(ToT)、(ーー;)・・・こんな感じでしょうか。

仕上げで全面にテナコート塗っちゃったし・・



竹光化したエレメントの導通を最後の最後まで確認していませんでした。

結論から言うと、数日前の最初に竹光化した時から釣竿の途中で導通が切れていました。

それも釣竿の6割以上の部分。

数時間かかって修復。疲れましたね~。



という事で昨日アップしましたRBNのデータも再度取り直してみます。

それにしても昨日の改造を行わなければ、不具合に気づかないまま使い続けていたことでしょう。

ただ、不具合のある状態でもそれなりの長さがありましたので、良い感じで働いていました。



注意してはいたのですが、アルミテープの粘着面は導通がありません。

ここが竹光化の要の部分!

多くの方が釣竿の継ぎ目の部分での接続に苦労されています。

それと今回の作業で思ったのですが、アルミテープをスパイラル状に巻いて竹光化すると、見た目は1本のアルミパイプ状に

見えますが、実は全体がスパイラル巻になった状態です(テープの裏に導通がないので) 

やってみていないので何とも言えませんが、何となく良くない感じがしますね。



夕方、暗くなったら改造エレメントを出してRBNでデータとってみたいと思います。





Reverse Beacon Networkを活用した検証

2013-09-25 21:44:13 | DXCC/DX QSO
遅ればせながら昨日から数日間の夏休みを頂きました。

皆さんもご存知のRBN(Reverse Beacon Network)を使って、2本のエレメントの比較をしてみました。


今回はQSYの時間短縮のためATU(AH-4)を使用しました。

エレメントは次のふたつです。

① 全長2.5m(アルミパイプ) 水平設置  
② 全長6.5m(アルミテープで竹光化した釣竿) 垂直設置  ※ 建物との間隔は60cm程度

①、②とも接地はベランダに敷き詰めた銅板です。 純粋にエレメントだけを交換しての比較です。


参考までですが、検証時のHFコンディションはとても悪い状態でした。

当時のDXクラスタの要約は以下のとおりです。

9/25 2045JST  SFI=110  SSN=56  A=9  K=2

検証実施時刻は2024~2035(JST)で、上記のクラスタ時刻と10分ほど差異があります。申し訳ありません。

ちなみに上記時刻(2045JST)におけるDXクラスタにアップされていたのは以下の内容です。

VK8VF  50MHzビーコン
SV8/OK1MAM 21MHz
VK6OC 50MHz
W9UCW 3.8MHz
OH1MN 21MHz

このような状態で、コンディションがイマイチなのがお分かり頂けると思います。


①について各周波数でCQを出した後に、②についても同様に実施しました。

実施した周波数は、3.5、7、10、14、18、21の6つの周波数帯です。(モードはCW)


-------------------------------------------------------------------------------------------
①についての結果

3.5、7、14、18MHzについてはリバースなし。

10MHz
  N7TR(ネバダ州) 14dB
  BA7NQ(中国)    9dB
  KH6LC(ハワイ州) 19dB
21MHz
  ON5KQ(ベルギー) 6dB

--------------------------------------------------------------------------------------------
②についての結果

3.5、7MHzについてはリバースなし。

10MHz
  N7TR(ネバダ州) 14dB
  BA7NQ(中国)  13dB
  KH6LC(ハワイ州) 20dB
14MHz
  BA7NQ(中国) 4dB
18MHz
  SK3W(スウェーデン) 9dB
  OH2BBT(フィンランド) 12dB
  DL9GTB(ドイツ) 10dB
  DL1EMY(ドイツ) 7dB
21MHz
  OH2BBT(フィンランド) 15dB
  BA7NQ(中国) 10dB
  OH6BG(フィンランド) 7dB
  ON5KQ(ベルギー) 8dB
--------------------------------------------------------------------------------------------
興味深いのは10MHzは全て同じ局であり、それほど大差がないことでしょうか。

21MHzではON5KQから①、②ともリバースがありましたが、これもそれほど大きな差はありません。

ただ、やはり②の長いエレメントはたくさんの局からのリバースがありましたので、②の方が上かな? SNRの値は決して良い

とは言えないのですが、コンディションもかなり悪かったので、コンディションに助けられればもっと良い結果が出ると思いま

す。

それにしても①は短いのに大健闘です。①は夕刻は3.5や7MHzで国内モニター局から軒並み30dB以上(MAX37dB)をもら

えましたので十分使えると思います。今朝方もこのエレメントでヨーロッパ各国やメキシコと7、10、21MHzでQSOしています

ので、短い割には良い感触を受けていました。 (このエレメントは昼間用に目立たないように自作したものです)


そのうち、同一エレメントで垂直/水平の比較をしてみたいと思います。