日本のSD-330のように本体、エレメント、コントロールスイッチなどがセットにはなっていないため、
別途追加のオプション品を購入する必要があります。
オプションというよりは、日本語的に言えば『必須部品』です。
ちなみにアメリカ製のScrewDriverのTarheelはセットものもあって、これはとても便利だと思います。
本体に加えてエレメント、簡易コントロールスイッチ、マスト用取付け金具等々、とりあえずこのセットを
購入すれば運用が出来てしまいます。
今では何が必要かという事がだいたい分かるようになりましたが、HI-Qアンテナに興味を持ち始めた頃は、
個々のオプション品の役割はおろか、部品名がこんがらがってしまって(笑)
特に理解し難かったのがGQD,WQD,WhipBaseでしょうか。
GQD,WQDは『QD』という同一のアルファベットがあること、同じくWQD,WhipBaseは『Whip』という単語
が絡んでくること(笑)
GQD::::アンテナ本体を取り付けている台座等からアンテナ本体を簡単に着脱できるアダプター。タワー等
に常時固定するのであれば不要でしょう。
WQD::::本体コイルの上に最初に付く金具で、3/8インチネジが差し込めるようになっています。したがって
MFJ-1964のようなエレメント下部に最初から3/8インチネジが付いていればそのまま差し込めて、
アンテナ本体にエレメントが付いた一応、アンテナらしい姿になります。ちなみに最初から釣竿な
どで延長エレメントを計画しているのであれば、コイル上部の金属突起(オスネジ)に延長エレメン
トを接続すれば良いのでWQDも不要でしょう。
WhipBase::::ステンレスとかのエレメントを取り付けるためのアダプターなのですが、ここが混乱のもと。
このWhipBaseを取り付けるためにはWQDが必要。
アンテナ本体コイル上部⇒WQD⇒WhipBase⇒エレメント。こんな感じです。
ただし、上にも書きましたが、3/8インチオスネジが付いたタイプのエレメントであれば直接、
WQDに差せる訳です。
その場合は、アンテナ本体コイル上部⇒WQD⇒ MFJ-1964のようなエレメント。
今回はMFJ-1964(1.8mのエレメント)を別途購入しますので、上記のうちWQDとWhipBaseをお願いしました。
ハッキリとは言えませんが、おそらくこのままの状態(本体+1.8mのエレメント)だと3.5~21/24MHzの範囲に
同調可能だと思います。私が想定している運用周波数は1.8~14MHzで18MHz以上は捨てるつもりですの
で、オプションのCapHatも申込みました。このキャパシティーハットがあれば一応、1mのエレメントで1.8MHz
に同調出来るようです。CapHat構成部品はエレメント部、マスト部、ハブ部であり、それぞれ別個に注文する
必要があります(エレメントは6本必要ですが、1本単位での注文になります)
全長としてはこれらCapHatを加えて、約3.5mとなり重量的には約5Kg。
3.5mなんだったら21MHzまで行けるんじゃないの?と言われそうですが、このキャパシティーハットの効率が
高いため、この長さでもおそらく14MHzぎりぎりじゃないかなと勘ぐっています。
あと残るは、シャントコイル、RFチョーク、同軸避雷器、コントローラ、アンテナエレメントを別途アメリカから
取り寄せなければなりません。今日、明日で選定オーダーしてアンテナ設置に備えようと思います。