明日はバレンタインデーですが、ほったらかしになっていたカクヨムを退会することに決めました。
長いこと放置していたので、読んでくださっていたほとんどの方は「なろう」か、このブログに移動してくださっているかと思いますが……
「地這う龍」も最終章に突入しましたし、そろそろ整理するかなあ、と。
突然でスミマセン;
もしブックマーク等されている方、いらしたら、「なろう」かこのブログに移動していただけると嬉しいです。
カクヨムは、修行の場としては、かなり試練の場でしたねー……
でもほかのユーザーさんの作品もいろいろ読めましたし、大変お世話にもなりました。
ありがとうございました。
退会することないじゃん、というご意見もあるかしらん。
いやあ、正直なところ、「なろう」でそこそこPVがあるのに、「カクヨム」だと一桁しかPVがないという状況は、なかなか自尊心をへし折ってくれるものでした。
なんでこんなにPVに差があるのかというのはいろいろご意見がありましょうが、要はわたしの書くものが「カクヨム」色に染まっていないせい、というのが大きいでしょう。
キャッチコピーも下手でしたし……
でも、いまどきのウェブ小説の一端を知れて、とても勉強になりました。
さようなら、ありがとう、カクヨムさん……!
さて。
「2024年2月の近況報告 その1」で、「赤壁編の原稿がいまのところない」というお話をいたしました。
現時点で原稿そのものはありません……すみません!
ですが、まだ時間はいくらか残されているので、もがきにもがき、あがきにあがいております。
窮余の策として、「地這う龍」が終わったら、旧赤壁編ともいうべき「飛鏡、天に輝く」の序章として書いた「甘寧の物語」を番外編として発表します。
え? 甘寧なの? 趙雲と孔明、出てきます?
という声が聞こえてきそうな……
すみません、ほんとうに番外編でして、ぜんぜん出てきません。
ですが、甘寧の物語は、孫権VS黄祖を描いていて、つづく新赤壁編をうまく説明してくれる話になっています。
甘寧にあんまり興味ない、という方も、ちょっとだけお時間いただけたらなあと思っています;
で、問題の赤壁編の話です。
「飛鏡、天に輝く」があまりよくない出来で、全体を直さなくてはならなくなった、という話は「2月の近況報告 その1」でいたしました。
では、どうやって直すべきかと考えたとき、どうしたらよいのか分からなくなって、頭が真っ白になった、ということもお話しました。
とはいえ、真っ白になったままでは先に進めませんよね;
どうしたかというと、結論から言うと、「箱書き」を作っています。
なんとか「毎日更新」を目指します!
ご心配をおかけして、ほんとうにすみませんでした……
目指すのはいいが、なんだそれ、「箱書き」?
いったいなにがあったか? というと……
「創作指南書に片っ端から当たるしかない! 初心にかえるのだ!」
と思い立ち、まずはK.M.ワイランドさんの本を読み漁りました。
しかし、話が難しい面があり、自分の中で話を咀嚼して実践するのが時間がかりそう。
ワークブックもあるのですが、これまた、なかなか作業量が多く、いま求めているもの(=即効性)に届かない。
困ったなーと思っていたら、ちょうど「シナリオ・センター式 物語のつくり方」(新井一樹さん著)という本が某電子書籍サイトのおススメに上がってきました。
試しにと読んでみたら、これがまあ、すばらしい!
てきめんに霧が晴れました!
お金をためて、シナリオ・センターさまの通信講座を受けようと思うほどに……!
どうにもならずに焦っているなか、その「どうにも」がなんなのか、解き明かしてもらえるうえ、どうしたらいいのかのヒントももらえる。
創作で行き詰っている人にぴったりの本だったのです。
なかでも「箱書き」についてのお話は、「題材は決まっている、キャラクターも決まっている、でも話の展開のさせ方がわからない」という状況を打破してくれるものでした。
そう、「どうにも」の内容は、「話の展開のさせ方」だったのです……
そのこと自体にも本のおかげで気づけました。
起承転結のメソッドが、三幕構成のメソッドよりわかりやすいのもポイントでした。
本を読んでいるうちに、「飛鏡、天に輝く」の内容を活かしつつ、あたらしいものに変えていく方法がわかってきて、もうありがたいことこのうえなし!
ワイランドさんの本のおかげで、すでに「序章と終章が呼応していない」という問題には気づいていたのですが、これも「シナリオ・センター式」でうまく解決できそうです。
で、ただいま急ピッチで、物語の基礎工事たる「箱書き」を作っています。
これさえ出来上がれば、もうあとはひたすら文章を書くだけ。
って、そこが難しいんだろ、とツッコまれそうですが、じつのところ、「文章を練る」ことより、ゼロからイチにする作業のほうが、何倍もキツイです。
楽しいけどキツイ。
でもって、文字入力だけは妙に早いので、「箱書き」があれば、一日1500文字前後を書き続けることは可能!
つまり、毎日更新はできる!
と見込みが立ってきました。
推敲はもちろんしますが、更新しつつ推敲、という形になると思います。
回し者か、というほど絶賛している「シナリオ・センター式 物語のつくり方」。
もし、「創作をやってみたいな」と思っている方や、「創作はやってみたけど放置している」という方がいらしたら、強くお勧めしたい一冊です。
これほど役に立つ本はないです、びっくり。
ん? その「箱書き」づくり自体が失敗したらアウトなんじゃないの? という声もありそうな?
まさにそれ!
「飛鏡」のいいところを借りつつ、新たな部分も足しているのですが、それでいいのかどうか、それは本当に蓋を開けてみないとわからないという。
とはいえ、完璧を目指し始めると、たぶん思考が硬直化して先に進めなくなりそうなのです。
ともかく「箱書き」どおりにやってみて、その「箱書き」がまちがっていたら、また別の方法で赤壁編を発表しなおします。
そこはあんまり厳密にしすぎなくていいかな、と思っています。
何度も赤壁の話を読むことになるのか……とウンザリされた方、いらしたらすみません;
わたしもなるべく一度で済むようにしたいです(^▽^;)
とにもかくにも、まだまだ「毎日更新」をあきらめておりません。
ぎりぎりまで粘る予定ですので、どうぞお楽しみに(?)。
(そもそもなんで「毎日更新」にこだわるのかというと、注目度が高くなるからです。
読んでくださる方にも作品が届きやすくなるようですし、いいことづくめなのですよ)
さあ、また「箱書き」作りに励むぞー!
そんなわけで、近況報告でした。
またお会いしましょう('ω')ノ
牧知花