地域活性化へ貢献する道の駅に

2012-04-16 05:16:55 | 有明新報 社説

 道の駅みやまが開駅し、一周年を迎え,「大感謝祭」の行事があった。昨年3月末の開駅からの1年を振り返り、今後に期待する旨の内容とする有明新報の社説(柳川・大川・みやま版)をご案内します。(有明新報(柳川・大川・みやま版)の4月15日日付け引用)
みやま市瀬高町大江にある道の駅みやまの開駅一周年行事が行われ、にぎわった。地元の農漁業の産品や商工品、まちの情報をそろえ、観光情報拠点施設として歩みを進めてきたこの一年。「大感謝祭」として催され,多彩なイベントの成功は、「道の駅みやま」の評価でもある。さらに内容を充実させ、今後も地元の産業振興や地域活性化貢献の一翼を担っていってもらいたい。
同駅は,国の交付金を活用し、県や市が整備。昨年の3月にオープンした。市やJAみなみ筑後みやま市商工会、高田漁業協同組合、同市観光協会が検討した後に設立された市とJA、商工会、漁業が出資した会社が指定管理者となり、施設を管理・運営。トイレや駐車場はもちろんのこと、ナスやセロリ、イチゴ、ノリ、高菜漬けなど地元の特産品を集めた直売所「かまだしもん」や観光などの情報提供や休憩のための施設、軽食やデザートを楽しめるフードコート、野菜などを育てる体験農園が整備されている。直売所には特産品や特産品を活用した漬物、総菜が並び、市内の業者が入ったフードコートでは玉露を使ったパンなど特色ある商品を打ち出し、他にはない施設を目指してスタートした同駅。一周年行事では、野菜の100円均一祭や、お買い物スタンプラリー、マグロの解体実演などご当地グルメフェアなどのイベントを催し、市内の環境推進キャラクター「くすっぴー}も来場。観光協会による伝統工芸品清水きじ車保存会の作品展も開かれ、子どもから大人まで楽しんだ。
道の駅みやまの役目は、単に特産品を買い求めたり、食べて味わう場だけではない。開駅以降、地元の団体や業者と連携して特産品のセロリを活用した商品を開発したり、地元の米の消費拡大や農業活性化を目的とした食味鑑定コンクールなども行っている。
さらには直売所に接する部屋を地元のグループに、懇談や作品展の場として提供したり、市などによる食の大切さ学び農業への親しみを深める農業体験も行った。一周年行事に合わせたきじ車展も含め、駅を拠点にしたこれらのさまざまな取り組みは、例えば和ろうそく作りなど実際に現地に行って触れたという市民や観光客の興味を引き付け、まちの魅力の再発見や新たな楽しみを見いだすことにつながるだろう。
まちの魅力を内外に向けて発信する拠点施設として、今後さらに活発な活動を展開い、まちの全体の活性化に結び付けてほしい。
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・軽食やデザートを買い求めにぎわうフードコート
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