情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

従来の「情報化」の問題点

2019-04-26 09:17:17 | 情報と物質の科学哲学

私たちは、物体を見て色/形/名前などを瞬時に把握します。
そのことに何の疑問も違和感もありません。
しかし、物体からの光が脳でどのように情報化され意識化されるのか
については未解決の問題が山積しています。

(1)光が視覚細胞に入って細胞から神経パルスが出力されたとき
(2)そこで「情報化」されたと言えるのでしょうか?
もしそうなら、人工センサーが光に反応しパルスを出力しても「情報化」と言える筈です。
しかし、この過程は「アナログ変換/メディア変換」であり「情報化」とは言いません。

脳に関する議論は、
(1)物質現象として見た脳に関する議論と
(2)心的現象として見た心に関する議論
とが複雑に絡み合うので極めて難解です。

「心とは何か」
「脳と心の関係」
「意識はどのようにして生じるのか」
に関しては心身問題(心脳問題)などのハードプロブレムがあります。
脳科学が進歩するほど脳や心の謎が増えるという皮肉な状況が続いています。

情報が脳の物質現象と心的現象とを仲」することは認められています。
そこで当ブログでは、情報と物質の関係に的を絞った情報物質問題に取り組んでいます。
「情報と物質」という枠組みで
(1)どのようなことが実現でき
(2)どのような限界があるのか
を明らかにすれば、心と脳の関係に関するヒントが得られるかも知れないからです。

詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!


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