以前のブログで情報概念には量的情報と質的情報があることを指摘しました。
その際、パターンを質的情報としました。
しかし、よく考えてみるとパターンという概念には量的側面と質的側面の双方が備わっていることが分かります。
量的側面についていうと、パターンにはその大きさという属性があります。
パターンの大きさは、動物の行動にとって重要な意味があります。
敵が大きいか小さいかで行動を決めるからです。
また、多角形でいえばその角の数、辺の数があります。
質的側面についていうと、パターンにはグループ化という属性があります。
大きな三角形も小さな三角形も同じグループに分類されます。
パターン認識は、この性質を用いたものです。
以上の分析からパターンという概念は量的情報と質的情報の間にあることが分かります。
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