クオリアの謎は未だに完全には解けていません。
当ブログでもクオリアに関する記事をたびたび取り上げました。
また、クオリアに対する仮説を提案しました。
今回は、シャノンの通信モデルを参考にした補足説明です。
・感覚受容器に外部から物質が入力します。
・受容器は、入力物質に関する情報を創発します。
・受容器は、その情報を符号化したパルスを送信します。
・感覚野は、このパルスを受信し復号化して解読します。
・その解読結果は、クオリアとなって意識されます。
入力物質によってどのような行動を取るかは極めて重要なことです。
種類の異なる受容器が送信するパルスはどれも同一形式のパルスです。
それらのパルスが担う情報を識別することは不可欠です。
その解読結果であるクオリアは動物の生存にとって重要なのです。
このように捉えるとクオリアの不思議さが解消できるのではないでしょうか。
動物は、膨大な時間をかけた進化の過程でこの不思議な機能を偶然に獲得したのです。
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