おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

あるスキャンダルの覚え書き

2007-06-16 16:54:18 | 外国映画
『 あるスキャンダルの覚え書き 』
[監]リチャード・エアー
[原]ゾーイ・ヘラー
[脚]パトリック・マーパー
[出]ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット ビル・ナイ アンドリュー・シンプソン

 主人公は女教師バーバラとシーバ。
教え子とのスキャンダラスなロマンスに走るシーバと、その関係を利用して歪んだ本性を徐々に現わすバーバラ。
皮肉なユーモアとリアリズムのなかに現代人が抱える孤独と脅迫観念、嫉妬、妄想、自己欺瞞が浮かび上がるサスペンスフルな人間ドラマ。

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07/06/15 【 ○ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 面白かった~!
そして、怖かったです。
定年まであと1年の初老のオールドミスの異常な性格がとても怖かったです。
イギリスの定年って何歳なんだろう~・・・?日本と同じ60歳?

いや、本人は異常とは気付いてないから余計に怖い!
本人は自分ははんこで押したように真面目で常識的で理解力と包容力があると思いこんでいるからなお怖い!

ジュディ・デンチの演技力は凄いです!
さすが大ベテラン女優の貫禄の賜物ですね!
『アイリス』でのジュディ・デンチでは可愛い感じでしたが、
それとはまた違い、007シリーズの“M”とも違う
表情までもがほんとにストーカーっぽく陰湿でねちっこい感じが漂っていて
のアップが何度かあったのですが、孤独や怒りや哀しみや欺瞞などの
の演技が特に素晴らしかったです!
『ヘンダーソン夫人の贈り物』観てないのが残念でなりません、、、。

ラストはどうなるのかと思っていたら・・・
まるで蜘蛛が巣にかかる獲物を息を潜めてじっと待っていたかのように、
言葉巧みにジワリジワリと歩み寄って行く様子がまた不気味でした。。。

ケイト・ブランシェットも『バベル』のときとはまた違い
若く美しい新米教師が少年に溺れて行く様を熱演してました。
でも、いくら夫とも年齢差があるからとは言え
15歳の少年との性愛に溺れるなんて考えられないことだが・・・

2大女優の共演と2人の熱演は凄いです!
ブログ友も言ってましたが“一見の価値あり!”です。

そうそう!
今回の作品『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』でその素顔を露にした
“デイヴィ・ジョーンズ”が全然違ったキャラで出てました。(笑)

ケイト・ブランシェットと年齢差のある夫役

妻と子ども達を愛しているよき夫でよき父です。

07-72 (京成ローザ)

しゃべれども しゃべれども

2007-06-16 11:29:12 | 邦画
『 しゃべれども しゃべれども 』
[監]平山秀幸
[原]佐藤多佳子
[脚]奥寺佐渡子
[歌]ゆず
[出]国分太一 香里奈 森永悠希 松重豊 八千草薫 伊東四朗 占部房子 建蔵 日向とめ吉 山本浩司

 仕事で壁にぶつかっている、落語家の今昔亭三つ葉。
そんな彼に落語と“話し方”を習いたいと、無愛想な美人、勝気な少年、毒舌の元プロ野球選手の3人が集まってきた。
彼らは会うたびに言い争い、三つ葉を困惑させる。

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07/06/15 【 ◎ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ



 座席指定の劇場ではないので、満席覚悟立ち見も出るかもしれないと思い、
早めにランチを切り上げ30分以上前に劇場に戻るといつも座る2階席の方は
待っているのは1人だけでちょっと肩透かしを喰らったようだった。
しかし、入場開始になり、映画が始まる頃にはやはり満席!
やっぱり早めに行って並んでよかった!

予告編を観ていたときに、国文太一が落語をしているシーンでの上目遣いが
とても気になって仕方なかったのだが、そのシーンだけで後は普通だったのでホッとした。

話の中で、大好きだった枝雀の『饅頭怖い』が少しだけだが聞けたのが嬉しかった!
亡くなられたのが残念で仕方がない・・・

伊藤四郎が冒頭で「冷や汗もので落語家を演じました。
冷や汗と本物の汗とかきながら落語をやりましたが、
シレッと演じていると思って観てください」と言っていたが、
どうしてどうして、さすがベテラン!貫禄十分でした。
ベテランの役者さんでも冷や汗をかきながらの演技ってあるとは驚きでした。

それよりもビックリだったのが子役の森永悠希くん!
ほんとに関西人なんだろうか?と思うくらいに早口で関西弁をまくし立て
枝雀の『饅頭怖い』をやるところなんかは声に出して笑ってしまったほどの
名演技で可愛かったです。

国文太一も頑張ってました。
落語を演ると言うこと自体大変だったと思われますが、
『火焔太鼓』では、劇中の三つ葉が「落語が益々好きになった」
と言っていたのが分かるくらい楽しそうに演じているように見えました。

観終わって劇場を出てビックリ!
階段に並んでまでの長蛇の列でした。

07-71 (シネスイッチ)

歌謡曲だよ、人生は

2007-06-16 10:28:35 | 邦画
『 歌謡曲だよ、人生は 』
[監][脚]矢口史靖 磯村一路 七字幸久 タナカ・T 蛭子能収ほか
[出]妻夫木聡 伊藤歩 武田真治 余貴美子 宮史郎 瀬戸朝香 高橋恵子 大杉漣

 あるアパートに引っ越してきた鈴木夫妻は、ゴミ捨て場から机を拾ってくる。
その引出しには、五郎丸という若者が一人の女性に対して執拗に交際を迫る手紙の束が入っていた。(「逢いたくて逢いたくて」)

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07/06/15 【 ○ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ



 まあまあと言う評価ですが、よかったと言う表現とは違うので【 まあまあの○ 】(笑)
でも、面白かったです。楽しめました~♪
そして、「レトロ~!」でした。。。(笑)

最初のシーンが“阿波踊り”から始まるのですが、
そのBGMがジ・オックスの『ダンシング・セブンティーン』!
♪Dancing Seventeen Oh! Oh! Oh!♪って
思わず心の中で歌ってしまいましたよ。(笑)

『僕は泣いちっち』は、たぶん“懐メロ”で聴いたことはあると言う程度で、
実際には聴いたことがなく歌詞も知りませんでしたが
他の曲は知っている曲ばかりで伊藤咲子の『乙女のワルツ』以外は
かなり年代が古いレトロ~!って感じの曲で、
『これが青春だ』は歌:布施明と言うのを見て
二人同時に「布施明だったんだ~!」
確かドラマを見ていたはずなんだが・・・
「竜雷太が主演だったんじゃなかったっけ?」
「夏木陽介とかも出てなかった?」と記憶も曖昧・・・
調べてみたら・・・⇒ これが青春だで確かに主演だったが、
夏木陽介はシリーズ最初の青春とはなんだの主演だった、、、。

『小指の思い出』と『いとしのマックス』と『逢いたくて逢いたくて』は歌手名も出てきたのだが、
『ざんげの値打ちもない』は藤圭子だったっけ?と思っていたら北原ミレイだったり、
『みんな夢の中』も歌手名を見るまで誰が歌ってたのか分からず、
聴いたことがある歌ばかりなのに小学生の頃の記憶は曖昧であやふや・・・
一緒に行った友達なんて「高田恭子ってどんな人だっけ?北原ミレイも顔が浮かばない」
聞かれた私も「歌は聴いたことあるけど、どんな人だったか覚えてない・・・」
結局、「レトロだったけど、面白かったよね」で話は落ち着きました。

ザ・ゴールデン・カップスのマモル・マヌーが出てたらしいけど、どれだか分からなかった、、、。
喫茶店のマスター?
マスターの青春時代の回想シーンでのバンドメンバーが、
まるで当時の映像を使ってるみたいでいかにもそれっぽくて
どこかで見たことあるような人達だったりして・・・あれは何だったんだろう?

ただ、蛭子さんの脚本はちょっといただけませんでした、、、。
女性の顔を血みどろになるまで殴ってはいけませんよ!!!

07-70 (シネスイッチ)