やっと最終仕上げに入ります。
下の写真は基本塗装の状態ですが、これを派手に汚して行きます。
黒の塗装はラッカーで仕上げていますので、汚しにはエナメル塗料を使います。
黒の部分にはダークシーグレーを溶剤でシャバシャバに薄めて雨垂れの様に模様を書き込みます。
書き込んだ後に、溶剤だけ筆につけ、塗装した部分を軽く撫でると簡単にぼかしが入れられます。
タイヤ等、地面に近い部分にはダークアースを同じく溶剤で薄めて塗り込みますが、半乾きの時に溶剤を染み込ませた布で軽く拭き取ります。
ちょっと汚しすぎか?とも思いますが、全体を見てバランスを調整するため綿棒の様な物で汚しを拭き取ったり、追加したり、納得の行くまで繰り返し仕上げます。
さらに、埃汚れ、雨垂れ汚れのほかに、フロント部分に何かとぶつかって傷がついた様な塗装剥がれを書き込みます。
エンジン部分は艶消し黒を薄めて凸凹に墨入れします。
これでかなり立体感が出ます。
ただ、エナメル塗料はプラスチックを侵すことがあるので余り沢山ボタボタ塗らない様に注意します。
何気ないところが割れてしまうことが有ります。
特に曲げのストレスがかかる様な部分とか、ラッカー塗装のしていないプラの地肌部分は注意が必要です。
ガンプラの様な、はめ込み込み式のプラパーツは、はめ込んだ部分にストレスがかかっているのでエナメルの溶剤が付くと割れてしまう可能性があるので注意してください。
傷の表現は、エナメルのクロームシルバーを面相筆で出来るだけ細かく、点々と書き込みます。
物がぶつかって傷が入った感じと、足で蹴ったりしたところとかも傷を書き込みます。
乗っているフィギュアも、ユニフォームを変えました。
ネットでコスチュームだけ買って着せ替えました。
ヘルメットも「クールガール」の専用の物で、バイザーも開閉します。
このコスチュームは手にミニガンを持っているタイプのクールガールの物です。
手にしている銃は、東京マルイのイベントでもらったダイキャスト製のM4A1カービンですが、ダイキャスト製で重いので、プラスチック製の物と交換します。
前輪もボール型のパーツで左右にタイヤが動きます。
ハンドルも左右に動きますが、タイヤとは連動しません。
フィギュアの足はバイクのステップに乗せることが出来ます。
こんな感じでほぼ完成しました。
製作は大抵仕事終わりの夜作っていたので、昼の明るい光で最終的な仕上げをチェックします。
それで問題なければ完成とします。
完成後、どうせなら自然の光で写真を撮ってみようと、近所の海に持って行って撮影することにしました。
その写真は次回に。
続く!