毎日ジメジメの梅雨空が続いています。
こちら山陰は、真冬でも湿度が60%くらいある所なので塗装に気を使います。
塗装の際は、大きな物は車庫のエアコンの無い場所で塗るので湿度が心配です。
気象庁のサイトから1時間おきの気温や湿度を調べて、湿度の高い日は塗装を控えます。
どうしても塗らなければならない時は、エアコンの部屋に持ち込んで塗りますが、缶スプレーはえらいことになるので使えません。
霧が飛び散りすぎるので。
エアーブラシ位なら部屋で何とか使えます。
換気扇をフル回転させますが。
今回製作の「神殿」のジオラマは、ほとんど筆塗りなので、エアコンの効いた部屋で問題なく塗装できます。
先ず、下地塗装ですが、アクリル絵の具の黒を塗ります。
この様に真っ黒です。
この表面に青のアクリル絵の具をドライブラシで仕上げます。
ドライブラシとは、筆に絵の具を取り、一度ティッシュの様な物で絵の具を拭き取り、ほとんど筆に残っていない状態でパーツを擦ります。
最初一方方向に擦り付けます。基本、光が当たる方から筆を動かします。
すると、光の当たる部分に青の色が付き出っ張りが強調されます。
あまり強く擦らず、軽く筆先で擦る感じです。
左がまだドライブラシしていない状態。
真ん中が、少しドライブラシした状態。
右が仕上がった状態。
擦る回数で表面の明るさが変ります。
影の部分は黒い色を残し、光の当たる部分にはしっかりと擦って明るい光の当たった感じに仕上げます。
これが、
こんな感じになります。
他の台座も同じ仕上げで、
台座と柱はこんな感じになりました。
さらに、
背景の壁面ですが、これも黒で下地塗りしました。
これを、同じく青のアクリル絵の具でドライブラシします。
ドライブラシをすると、表面のでこぼこにが強調されて石の感じがよく出ます。
色合いが明るかったり暗かったりするのは、単純に擦る回数と、色の調整です。
なにぶん大きいので果てしない感じがしました。
テレビ局のセットなども同じ様な方法で作ってある様ですが、かなり大型のものが製作して有りますね。
大変と思いますが、面白そうな仕事ですね。
一度やってみたい気はしますが、地獄を見そうで怖いですね。
そんなこんなで大きなパネルを仕上げて行きました。
まだベースを仕上げてません。
次に一気に仕上がって来ます。
海底の神殿の様な青いジオラマが形になります。
続く!