今日からまた「ハルシオン製」のキットの製作をアップします。
これはソフビ製の実物大フェイスハガーです。
映画「エイリアン2」のフェイスハガーと思います。
このソフビキットですが、通常のソフビと違い、かなり柔らかい素材で、グニャグニャ曲がります。
そのため、簡単に潰れます。
なにぶん初めての素材だったので接着剤や補強の方法など、色々試行錯誤しました。
なにぶんやわらかいので、ボディーの形状が保てません。
ちょっと引っ張るだけでへこんでしまいます。
そこで、キットの本体にスタイロフォームを削って差し込み、補強しました。
足パーツは差し込み式ですが、固かったので差し込みの部分に切り込みを入れて差し込みました。
接着にはビニール専用の接着剤を使いました。
本体の部分は問題ないのですが、尻尾が柔らかいのに綺麗に曲がりません。
曲げようとすると潰れてしまうので、関節部分に切り込みを入れて、強引に曲げました。
このフェイスハガーは映画の撮影用プロップから型を取って作られたとききましたが、本当かどうかは分かりません。
ただ、ものすごく良くできています。
このフェイスハガーは、映画の「エイリアン2」の物をモデルアップしているようです。
一作目のフェイスハガーとは裏面のデザインが全く違います。
でも、こちらの方がギーガーの元のデザインに近い気がします。
フェイスハガーだけあっても形にならないので、取り憑く顔を作ります。
カツラを展示するマネキンの様なヘッドを作ります。
100きんの店に帽子などを被せられるヘッドが売ってましたが、サイズが子供サイズでかなり小さく、使えなかったのでスタイロフォームで作りました。
いつものようにスタイロフォームを削り出して、「ウッディー粘土」を塗り、表面仕上げをします。
これにフェイスハガーを取り付けますが、
この写真の様に、指先にビスを打ち込み、固定します。
指先部分にはつけ爪が付くので、ネジ頭は隠れます。
尻尾の部分ですが、やはり曲げると潰れるので、スポンジを中にぎゅうぎゅうに詰め込んで、潰れない様にしました。
それでも潰れる場合は、カッターで継ぎ目部分に切り込みを入れて曲げます。
尻尾も途中でねじ止めしてずれない様に固定します。
こうやって取り付けしますが、まだまだ仕上げがあるので、取り外しできる状態にしておきます。(まだ、ねじ止めだけです)
ここから継ぎ目の補修と、本体の塗装、ヘッドの仕上げ、塗装を施します。
そして最後にエイリアンらしい仕上げをします。
これがかなり効果的な演出になります。
続く!