自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ハルシオン エイリアンフェイスハガーの製作 パート04

2024-07-26 07:07:42 | 模型

今日も朝から夏空が広がっています。

こちら山陰は37度まで気温が上がるそうなので、熱中症に気をつけなければなりません。

熱中症は屋内でも起きます。

以前、私も家の中で、熱中症になった事があるのでよく分かります。

「経口補水液」のペットボトルや、スポーツドリンクのパウチを凍らせた物を用意しておくと良い様です。

凍らせたパウチは、飲むより脇の下や首に当てて体を冷やします。

熱中症になるとものすごい吐き気がくるし、大量の汗が出ます。

乾いたタオルも必要です。

これらをすぐ手に取れる所に置いておくと良いでしょう。

その前にエアコンや、扇風機を使いましょう。

と、前置きが長くなりましたが、今日も「ハルシオンのフェイスハガー」の製作です。

ダミーヘッドのマスキングを剥がしました。

ここまで仕上げたので次は指の爪を取り付けますが、爪がフニャフニャでしっかり頭を掴めない状態です。

この写真の様に反っていたりするので綺麗に形が揃いません。

そこで、爪の裏に0,7ミリの真鍮線を差し込んで、頭に差し込んで止めます。

この様に頭部に差し込んで発泡スチロール用接着剤で固定します。

この様にしっかりと頭を掴んだ感じになります。

これで完成?では有りません。

最後の仕上げで、エイリアンっぽい仕上げをします。

これを使いますが、

これは水性「ラテックス」です。

液体のゴムですね。

これを塗って薄いゴムの膜を作り、それに一工夫すると、いかにもエイリアンという演出が出来ます。

どんな仕上げにあるのか?それは次回に。

続く!

 


ハルシオン エイリアンフェイスハガーの製作 パート03

2024-07-25 07:04:52 | 模型

今日も朝から太陽がギラギラです。

世間は、パリオリンピックで盛り上がって来ていますが、それとは関係なく今日も「ハルシオン製実物大フェイスハガー」の製作です。

昨日までに大まかな塗装まで仕上がりましたが、まだまだ色を加えます。

このダミーのヘッドに取り憑いたフェイスハガーの作り方は、今は亡き「韮澤靖さん」が「ホビージャパン」と言う模型雑誌に製作例として出されていた物を真似して製作した物です。

発注主様の要望で、韮澤氏の製作された物に似せて製作と言う事でしたので、映画の色合いとは違い、かなり不健康そうな「腐りかけた」様な仕上げでと言う事なので、紫色を加えて腐りかけているような色合いにします。

塗装しやすい様にダミーヘッドに取り付けてエアーブラシで吹き付けます。

ダミーヘッドに色がつかない様にポリ袋でカバーします。

その上からエアーブラシで紫色を加えます。

どんどん不気味になります。

紫色を吹き付けた後、ダークイエローのタミヤアクリル塗料でドライブラシします。

本体がソフビなので、エナメル塗料で塗装すると塩ビと反応していつまでのエナメル塗料がねばついて乾かないと言う現象が起こる可能性もあるのでソフビキットにはエナメルは使えません。

ラッカーサーフェーサー等をしっかり下地吹きしてあれば大丈夫かも知れませんが、念のためエナメルは使いませんでした。

かなり不気味になって来ました。

キットのディティールがよく出来ているので、ドライブラシをするとでこぼこが浮き上がり、リアルな表面になって来ます。

これに、爪等細かい取り付けをします。

さらに不気味にリアルになります。

続く!

 


ハルシオン エイリアンフェイスハガーの製作 パート02

2024-07-24 09:09:49 | 模型

今日も朝から30度超える暑さになっています。

暑さに弱い私にはこたえます。

昨日からアップしている映画「エイリアン2」の「実物大フェイスハガー」の製作ですが、柔らかいソフビの素材に手を焼きます。

接着は瞬間接着剤でとか書いて有りますが、初めはくっ付くかも知れませんが、ちょっと引っ張るだけで剥がれてしまう事が有るので、エンビ専用の接着剤で接着します。

さらに、本体が潰れない様に芯材を突っ込みます。

芯を入れないとグニャグニャして組み立てもうまく行きません。

尻尾も芯材を入れます。

尻尾は柔らかい素材ですが、うまく曲がらないので、関節の部分にカッターで切り込みを入れてずらす様に重ねて曲げます。

本体のの継ぎ目は、

接着剤で接着した後、

ハンダゴテで溶かしながらシワを繋ぎます。

焦げたカスは歯ブラシで擦って取ります。

次に、ダミーヘッドの仕上げします。

粘土の仕上げを磨いてスムーズにした後、木工パテを紙コップに入れて水で薄め、メジ用の刷毛の様な硬い毛の筆で叩きながら全体に塗ります。

パテの乾燥後、黒の水性缶スプレーで満遍なく塗装します。

ダミーヘッドはこれで完成ですが、これをポリ袋に入れてマスキングします。

それに、フェイスハガーをねじ止めして張り付いた状態にしてフェイスハガーの塗装をします。

ヘッドに被せると裏側が見えなくなりますが、それでもちゃんと塗装はします。

ん〜、これはモザイク入れないとダメなやつ??
でもないか。

このフェイスハガーはクイーンエイリアンのフェイスハガーで、一般の物とちょっとデザインが違います。

指?の様な部分に筋肉の露出した感じになっています。

最終で取り付けますが、指の爪もギャルの様な長い爪になります。

アップにするとなんだか「卑猥」な感じに見えますが、「安心してください、エロでは有りませんよ!」

塗装にはタミヤのアクリル塗料を調色してエアーブラシで吹いています。

この写真では健康な感じの色合いですが、この後もっと不健康な色合いに調整します。

続く!

 

 

 


ハルシオン エイリアンフェイスハガーの製作 パート01

2024-07-23 08:38:04 | 模型

今日からまた「ハルシオン製」のキットの製作をアップします。

これはソフビ製の実物大フェイスハガーです。

映画「エイリアン2」のフェイスハガーと思います。

このソフビキットですが、通常のソフビと違い、かなり柔らかい素材で、グニャグニャ曲がります。

そのため、簡単に潰れます。

なにぶん初めての素材だったので接着剤や補強の方法など、色々試行錯誤しました。

なにぶんやわらかいので、ボディーの形状が保てません。

ちょっと引っ張るだけでへこんでしまいます。

そこで、キットの本体にスタイロフォームを削って差し込み、補強しました。

足パーツは差し込み式ですが、固かったので差し込みの部分に切り込みを入れて差し込みました。

接着にはビニール専用の接着剤を使いました。

本体の部分は問題ないのですが、尻尾が柔らかいのに綺麗に曲がりません。

曲げようとすると潰れてしまうので、関節部分に切り込みを入れて、強引に曲げました。

このフェイスハガーは映画の撮影用プロップから型を取って作られたとききましたが、本当かどうかは分かりません。

ただ、ものすごく良くできています。

このフェイスハガーは、映画の「エイリアン2」の物をモデルアップしているようです。

一作目のフェイスハガーとは裏面のデザインが全く違います。

でも、こちらの方がギーガーの元のデザインに近い気がします。

フェイスハガーだけあっても形にならないので、取り憑く顔を作ります。

カツラを展示するマネキンの様なヘッドを作ります。

100きんの店に帽子などを被せられるヘッドが売ってましたが、サイズが子供サイズでかなり小さく、使えなかったのでスタイロフォームで作りました。

いつものようにスタイロフォームを削り出して、「ウッディー粘土」を塗り、表面仕上げをします。

これにフェイスハガーを取り付けますが、

この写真の様に、指先にビスを打ち込み、固定します。

指先部分にはつけ爪が付くので、ネジ頭は隠れます。

尻尾の部分ですが、やはり曲げると潰れるので、スポンジを中にぎゅうぎゅうに詰め込んで、潰れない様にしました。

それでも潰れる場合は、カッターで継ぎ目部分に切り込みを入れて曲げます。

尻尾も途中でねじ止めしてずれない様に固定します。

こうやって取り付けしますが、まだまだ仕上げがあるので、取り外しできる状態にしておきます。(まだ、ねじ止めだけです)

ここから継ぎ目の補修と、本体の塗装、ヘッドの仕上げ、塗装を施します。

そして最後にエイリアンらしい仕上げをします。

これがかなり効果的な演出になります。

続く!

 

 


仏像を作る 其の四

2024-07-22 08:49:44 | 模型

仏像(とは言えないかも)の製作ですが、いよいよ仕上げ塗装に入ります。

その前に、頭の形状を修正しました。

頭を細い筋彫りをやめて深い溝を入れました。

これでますますジンギスカンナベの様な形になりました。

これに粘土を盛って表面仕上げをし、粘土の乾燥後、下地の焦茶色を塗りますが、大きさが大きいのでエアーブラシのようなものではなく、ホームセンターで買って来た「水性カラースプレーのチョコレート色」を吹き付けました。

水性缶スプレーは乾きがちょっと遅いので、扇風機の風を当てて乾燥を早めます。

本当にチョコレート色です。

ツヤは気にしません。

これに、アクリル絵の具の「バーントシェンナー」「ローシェンナー」「白」「黒」等混ぜて赤錆色を作り、紙コップに入れて水を加えてシャバシャバにしたものを大胆に刷毛で塗り付けます。

これをボロ切れで軽く拭き取ります。

へこんだ部分に錆色が残るように拭き取ります。

アクリル絵の具を刷毛で塗った時、弾いてしまう事がありますが、その時は絵の具に食器洗いの洗剤を一滴垂らします。

そうすると表面張力が無くなり、プラの表面でも水性絵の具が弾かなくなります。

そして、写真のように錆色が付きましたが、これが乾くと色が薄くなります。

薄くなったらもう一度同じ事をして錆色を追加します。

布で拭き取って行く際に全体を磨いて行きますが、その時点でだいぶ金属っぽくなって来ます。

このままでも結構鉄っぽくなりましたが、いつもの鉛筆の粉を擦り付けます。

HBくらいの鉛筆の芯を240番位のサンドペーパーに擦り付けて粉にし、それをフェルトにすくい、全体に擦り付けます。

特に出っ張ったところをしつこく擦ります。

このような鉄らしいテカリが出て来ます。

やりすぎると嘘っぽくなるので程々にします。

この写真は翌年の年賀状にしました。

これで「持国天」の製作は終わりました。

今年の「米子工芸会」の作品展で、このスタチューも展示します。

以前アップした「烏天狗」や、「ル・フォーショーリボルバー」や、「百鬼丸」も展示の予定です。

今まで製作したフィギュアを一斉に展示する予定ですので、興味のある方は、2024年11月17日から米子市美術館、第37回米子工芸会作品展にお越しください。

私の作品の他にも沢山の工芸作品があり、色々楽しめると思います。

よろしくお願いします。