切り絵図屋清七シリーズ(
藤原緋沙子著)は
「雪晴れ」と「冬の虹」で完結した。
「雪晴れ」の裏表紙解説
勘定奉行・谷田部の不正を探るため、秘密裏に旅に出ていた父が、飛騨で何者かに襲われ消息を絶った。父の無事を確かめられるのは自分しかいない!切り絵図屋は仲間に任せ、清七は急遽江戸を発つ。一方、何も知らされていない長谷本家の継母、兄との関係にも変化が──。江戸から飛騨、そし て伊豆へ、怒濤の展開の第五弹。
「冬の虹」裏表紙の解説
思いがけず新しい絵師も加わり、清七が跡を継いだ絵双紙本屋・紀の字屋は繁盛していた。一方、それを恨む同業者の近江屋が、悪徳商売で店の乗っ取りをはかっているという、良からぬ噂が聞こえてくる。ついには仲間の与一郎が人殺しの罪を被せられ、清七は真相を追っていくが───大好評の書き下ろしシリーズ、堂々の完結。