オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

ひきこもり探偵シリーズ 坂木司著

2024年12月13日 22時34分00秒 | 読書
ひきこもり探偵シリーズ三冊 坂木司著

「青空の卵」
僕は坂木司、外資系の保険会社に勤務している。
友人の鳥井真一はひきこもりだ。
プログラマーを職とし、料理が得意で、ロにするものは何でも自分で作ってしまう……それもプロ顔負けの包丁さばきで。
要するに外界との接触を絶って暮らしている鳥井を、なんとか社会に引っ張り出したい。と僕は日夜奮闘している。
そんな僕が街で出合った気になること、不思議なことを鳥井の許に持ち込み、その並外れた観察眼と推理力によって縺れた糸を解きほぐしてもらうたびに、友人の世界は少しずつ、でも確実に外に向かって広がっていくのだった……!?
気鋭の新人による書き下ろし連作推理短編集
(裏表紙の解説文)

「仔羊の巣」

自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。
慣れない探偵役をつとめた僕が 導き出した解答は・・・・・・。
また、木村栄三郎さんのもとで 出会った男性と地下鉄の駅で見掛けた少年の悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解明するのか。
ひきこもり探偵シリーズ第二弾。
(裏表紙の解説文)


「動物園の鳥」


著者による登場人物紹介

鳥井真一
思春期に受けた精神的打撃により、極度の外出嫌いになったコンピュータ・プログラマー。

坂木司
鳥井の友人。外資系の保険会社に勤めるサラリーマン。鳥井を外出させようと、事件を持ち込む。

巣田香織
鳥井と坂木の友人。近所に住んでいるため、とある事件で彼らと知り合う。デパートに勤務。

滝本孝二
鳥井と坂木の学生時代からの友人。鳥井の家を管轄内に持つ所轄署の巡査でもある。おおらかで格闘技好き。

滝本美月
滝本の妹。離れて暮らしているせいか、いまだ兄離れできず、わがままな一面がある。

寺田結美
滝本の古い友人。過去の事件により、閉鎖的な乗り物が若手になった。現在はバイクが主な移動手段。

小宮弘幸
滝本の後輩の巡査。おだやかで滝本とは対照的な性格。児童心理に詳しい。

木村栄三郎
下町に住む元職人。今はカルチャースクールで木工を教えている。坂木の顧客でもある、年の離れた友人。

高田安次郎
木村の幼なじみ。悠々自適の生活を営む。ボランティアが趣味の老人。

檜山利明
とある事件で鳥井と坂木に出合った中学生。今は木村の家を部室のように使っている。

松谷明子
高田と同じボランティアのメンバー。

江畑憲満
動物園の広報課職員。ボランティアを取り仕切っている。

ガンちゃん
動物園の側の公園にいるホームレス。

谷越淳三郎
鳥井と坂木の中学生時代のクラスメート。


仔羊の巣は多分再読。
その時のオカンにはあまり響かなかったのかな。
同じ著者の和菓子のアンシリーズはハマったけどな。
同じ本を読んでもその時々の心情で読後感もいろいろだな。