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「なぜ怪獣は現われるのか」

2006年01月17日 | アニメ・特撮
ウルトラマンマックス「なぜ怪獣は現われるのか」
最初から最後まで「ウルトラQ」テイストで押しとおしたことに拍手!

マックスのオープニングより先に往年のウルQ風オープニング【怪獣を一瞬見せておいて、一転都会の俯瞰にうつり、主人公たちをクローズアップ】をやっておいて、あの【あなたの目はあなたを…】という有名なナレーションがかぶさってくる。

しかも怪獣はネロンガをベースにしたようなゲロンガ。口から火を吐き、弱点はキバといういかにも「Q-マン」風な怪獣。
回想シーンの炭鉱に登場する警官は、「SOS富士山」(ゴルゴス)の回に出てきた警官がモデル。コミカルなキャラも名前も同じです。

坑道に怪獣が出現するという設定は、ウルトラQ第一話「ゴメスを倒せ!」を想定したものでしょうか。しかも当時の「ウルQ」スタッフの満田かずほ氏が監督役で出演。氏は助監督で「ゴメス~」に参加しているので、さらにぴったり。
一平役が「おにぎり」と愚痴を言っているのは、後年佐原健二氏が座談会で語った思い出がネタになっているのかも。

オープニングでギター弾いている男が出てきましたが、もしかしたら「Q」に子役で出ていたのかも? リトラの卵を温めていた少年か? パゴスの回に出ていた子供たちの一人か? 違うかなあ。

「Q」の主役の三人のその後を描いて、ファンとしては溜飲が下がる思いです。万城目淳はSF作家になり、由利ちゃんは学者(姓が違うのは結婚したから?)、一平くんは喫茶店のマスターかあ…。

最後に手書き文字で「終」が出てくると、こっちの世界に戻ってきた気分になります。
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