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チラシの裏

ジョン・クロウリー「ナイチンゲールは夜に歌う」

2014年05月31日 | SF
ジョン・クロウリー「ナイチンゲールは夜に歌う」
は早川書房からハードカバーで出ていました。
「古代の遺物」の解説によると、
「古代の遺物」と「ナイチンゲールは夜に歌う」で、
クロウリーの2002年までに発表した全短編が読めるそうです。
長編で邦訳されているのは

「エンジン・サマー」(扶桑社文庫 写真は元版の福武書店版)

「エンジン・サマー」は期待していた話とはちょいと違ったので残念でした。
福武書店(現ベネッセ)が文芸作品を出していた頃も。


「リトル、ビッグ ⅠⅡ」(国書刊行会)

「リトル、ビッグ」は最初の部分で投げました。

もともと超寡作なヒトなので、これだけ日本で紹介されていることのほうが驚きかもしれません。

好みは「ナイチンゲールは夜に歌う」所収「時の偉業」。
時間旅行による現実改変テーマで、古くはウィリアム・テンとかブラッドベリの短編でお目にかかりました。
搦め手から書いているので、最初あたりは展開がよめないところがあるのですが、
途中から筋をまとめていく手管がうまい。

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