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好古家の怪談集

2020年06月24日 | 雑日
「ゴースト・ストーリーは突然に。」
帯の惹句が秀逸。編集者は90年代トレンディドラマか小田和正のファンか。

光文社古典新訳文庫からM・R・ジェイムズ「好古家の怪談集」が出ました。
意外でもなんでもなく、同文庫からはすでにブラックウッドやマッケンが出ているんだから、
当然といえば当然か。
ジェイムズは創元文庫から全作品が出ているので、訳者の言葉さばきを楽しむことに。

いままで読んだ中で一番怖かった怪談は、じつはジェイムズの「銅版画」。
ほかにも、ラストが二段構えの「秦皮の樹」、
読後しばらくは白いシーツがこわかった「笛吹かば現れん」等、いい話が集まっていますね。
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