spin out

チラシの裏

英国SFコメディ「宇宙船レッド・ドワーフ号」

2010年08月10日 | アニメ・特撮
「宇宙犬作戦」
http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/
という宇宙SFコメディが放映されています。
期待してなかった分、いい意味で裏切られていませんね。

しかし日本じゃギャグもまじめでないと、放映できないんですかねえ。
中身よりもアンドロイド役のシンケンピンク(高梨臨)だけが楽しみです。

NHKでは1998年から1年ほど、英国のSFコメディ「宇宙船レッド・ドワーフ号」を放映しておりました。
英国では1988年に放映されていた番組です。





世代型宇宙船、ネコ人類、並行宇宙、仮想現実など、SFガジェットと設定がてんこ盛り。それでいてストーリーはお下劣な下ネタと英国流黒ユーモアで彩られた人情話(!)。最初期エピソードは、ダメ人間だけど基本的にはいい人のリスター、ダメ人間のうえに卑劣卑屈尊大無能のホログラム人格のリマー、ダメネコ人間で軽薄男のキャット、のダメ男3人(?)による掛け合い漫才が爆笑でした。脚本にない即興もあったのではないかと思えるのは、ネコ人間キャットの役者が素で大笑いしていた(ように見えた)ので。その後、空気の読めない執事系アンドロイドのクライテンが加わり、この4人の絡みと掛け合いがSF的設定の中でうまく生きていて、30分が短く感じました。SFマインドが炸裂しているのは、この初期から中期にかけてのエピソードで、とくにクライテンが参加してきたあたりは、もう最高です。

その後のエピソードでは予算が増えたのか、ロケやセットが大掛かりになってストーリーの幅が広がった感じがあります。ドワーフ号が再生されてからのエピソードはちょっと違う方向にいっちゃったような気がして。

なんと英国では2009年に新エピソードが3本製作放映されて好評だったので、新シリーズが製作に入っているそうです。
が、映画が作られるという話もあったのに立ち消えになったこともあり、気長に待つほうがいいですね。
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2 コメント

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レッド・ドワーフ!なつかしいですね (あのに)
2010-08-12 12:04:04
腹が捩れるくらい笑いました(^_^;
おでこに「H」の文字を貼っただけでホログラムって!…とか、当時世に出たばかりだったのでしょうが、クライテンの顔が粗いポリゴンのような造作になっていたりとか、船のOSがすごいシニカルなことばかり言って(たしか途中で女性になりましたよね?)。
リマー役の役者さんが「トゥームレイーダー」の執事役で出ていてすごく太っていたのでびっくりした覚えがあります。レッド・ドワーフの当たりで生活がよくなったのかなーと思いました(^_^;
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AIが性転換 (spin out)
2010-08-14 23:23:37
そういえば、船のAIが途中で女性になってしまいましたね。性転換したそうです(笑)

そんなに太っていたら、2009年の新作ではリマーはどうなっていたのでしょう? まさかCGで昔の体型にしたとか。
NHKで放映してくれないでしょうかね…
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