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アガサ・クリスティの秘密ノート

2010年08月06日 | ミステリ
これは、クリスティの全作品(長編、短編、戯曲、ノンミステリも含む)を読み、
かつその筋を覚えていないと楽しめません。
クリスティの覚書ノートを分析して、作品の思いつきを探っていますが、
クリスティのノートはあくまで覚書なので一貫した論理はありません。

ちなみにわたしは、ほとんど覚えていません。
「満潮に乗って」「杉の棺」「ホロー館の殺人」「死者のあやまち」??? 
長編短編はほとんど読んだはずなんだけど。
今読み直すと新しい発見がありそうですが。

で、結局著者(編者)はクリスティのキャリアで最後の傑作は
「終わりなき夜に生まれつく」をあげて、本を終えています。
たしかに「終わりなき夜に生まれつく」については同感。
ブラッドベリの作品みたいに、10代で読まないと感動しないかもしれませんね。

■アガサ・クリスティーの秘密ノート(上/下)(ハヤカワ文庫)
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