書店の店頭で発見。
いま、岩波文庫で経済人がすすめる本というフェアを行っていて、その中の1冊でした。
「息をもつかせぬ展開と大どんでん返し」
と表紙に書かれていたら読むしかないじゃないですか。
3幕ものの戯曲ですが、これはマイッタ。すばらしい。
表紙の惹句はウソじゃなかった。
時は1912年、家族団欒を楽しむ裕福な工場主の家に一人の警部が訊ねてくる。
警部は自殺した若い女性の写真を見せて、
彼女の自殺にはこの家の人間がかかわっているらしい、と語りだす。
この語り出しで本を閉じるヒトはいないでしょう。
時代設定は1912年ですが、発表は1946年です。
クリスティの影響(?)があるようにも思えますが、どうなんでしょう。
クリスティ作品では「シタフォードの謎」「オリエント急行の殺人」あたりがすぐ思い出されます。
あと「謎のハーレ・クィン氏」。
ネタバレ承知で。
バーリング夫人が二人存在する可能性を隠す巧妙さ、
写真を一人ずつに見せなかったミスディレクション、
うまい。
でもテーマは真実を知ったあとも変わらないプチブルの醜さを描くところでしょう。
いま、岩波文庫で経済人がすすめる本というフェアを行っていて、その中の1冊でした。
「息をもつかせぬ展開と大どんでん返し」
と表紙に書かれていたら読むしかないじゃないですか。
3幕ものの戯曲ですが、これはマイッタ。すばらしい。
表紙の惹句はウソじゃなかった。
時は1912年、家族団欒を楽しむ裕福な工場主の家に一人の警部が訊ねてくる。
警部は自殺した若い女性の写真を見せて、
彼女の自殺にはこの家の人間がかかわっているらしい、と語りだす。
この語り出しで本を閉じるヒトはいないでしょう。
時代設定は1912年ですが、発表は1946年です。
クリスティの影響(?)があるようにも思えますが、どうなんでしょう。
クリスティ作品では「シタフォードの謎」「オリエント急行の殺人」あたりがすぐ思い出されます。
あと「謎のハーレ・クィン氏」。
ネタバレ承知で。
バーリング夫人が二人存在する可能性を隠す巧妙さ、
写真を一人ずつに見せなかったミスディレクション、
うまい。
でもテーマは真実を知ったあとも変わらないプチブルの醜さを描くところでしょう。
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