このタイトルは創元版で、オリジナルタイトルに忠実なのはハヤカワ版の『震えない男』のほう。
30年ほど前に読んだ旧創元版の内容を忘れていたので、
今回の新訳を新鮮な気持ちで読むことができました。
しかも、これはやられましたよ。
新訳の解説がすべてを語っているので、余計なことは無用ですが、
たえず読者の想像をはぐらかすような展開は、
カーなりのオフビート的ミステリなのかもしれません。
ただ、虚言が多いのが気になります。
カー自身、ミステリマナーとして「嘘はいかん」と書いていたような。
最後のドンデン返しの部分で、フェル博士のセリフの中にクリスティの超有名作があげられていましたが、
旧版の同じ箇所では訳出されていませんでした。訳者小林完太郎の配慮だったのでしょうか。
※なんとなくグラディス・ミッチェルを思い出しました。
あと毎度おなじみのH・G・ウェルズからの引用。意外にカーはウェルズ好きだったのか。
30年ほど前に読んだ旧創元版の内容を忘れていたので、
今回の新訳を新鮮な気持ちで読むことができました。
しかも、これはやられましたよ。
新訳の解説がすべてを語っているので、余計なことは無用ですが、
たえず読者の想像をはぐらかすような展開は、
カーなりのオフビート的ミステリなのかもしれません。
ただ、虚言が多いのが気になります。
カー自身、ミステリマナーとして「嘘はいかん」と書いていたような。
最後のドンデン返しの部分で、フェル博士のセリフの中にクリスティの超有名作があげられていましたが、
旧版の同じ箇所では訳出されていませんでした。訳者小林完太郎の配慮だったのでしょうか。
※なんとなくグラディス・ミッチェルを思い出しました。
あと毎度おなじみのH・G・ウェルズからの引用。意外にカーはウェルズ好きだったのか。
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